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東京都医師会会長・尾﨑治夫 「儲かる医者」と「儲からない医者」の違い

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年1月13日 11時20分

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東京都医師会会長の尾﨑治夫氏が1月6日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。医者にまつわるお金の話について語った。

※画像はイメージです

流行っているクリニックの医師はコミュニケーション能力に長けている

飯田浩司アナウンサー)お医者さんのお金の話ですが、「儲かる・儲からない」という部分では、経営者的な才覚が必要なのでしょうか?

尾﨑)コミュニケーション能力がある人の方が、患者さんがつきます。たとえ優秀でも、無口でほとんど説明もせず、「あなたはこうだから大丈夫だ」と言うだけでは、患者さんは不安になります。コミュニケーション能力を持っていることが大事ですね。

飯田)コミュニケーション能力がある人。

尾﨑)ただ、実際に「儲かる・儲からない」という話になると、自由診療である美容整形や美容皮膚科など、病気ではないようなものは保険診療として扱いません。値段も自由設定ですし、流行ってくればそれなりに儲かると思います。保険診療のなかでも、検査をたくさん行えば、それなりに収入は増えるかも知れません。

飯田)自由診療や検査によって。

尾﨑)しかし、たくさん検査したり、薬を多く出すような人がいいお医者さんなのかと言うと、また少し話が違ってきます。この辺りは患者さん側がヘルスリテラシーを持って、無用な検査をしなくてもきちんと説明すれば「わかりました。安心しました」というような患者さんが増えてくれば、お互いにいい関係になります。

28億円の値段のつくものもある「3テスラMRI」

飯田)病院にはいろいろな機材があります。例えば「MRI」は、実際どれぐらいの値段になるのですか?

尾﨑)MRIには3テスラMRIという、より精密な画像を得られるような性能のいいものがありますが、メーカーが公表している値段では28億円くらいするものもあります。

飯田)28億円!?

尾﨑)そういう値段が出ているものもあります。実際は、少なくとも5億円や10億円ほどかかると思います。

新行市佳アナウンサー)それは分割で払っていくのですか?

尾﨑)そうですね。

新行市佳アナウンサー、尾﨑治夫氏、飯田浩司アナウンサー

開業することは医師にとって大きなストレスの1つ

飯田)そういう意味では、1つの会社を起業する以上にお金がかかるのですね。

尾﨑)医師にアンケートを取って、「いままでで最もストレスがかかったことは何か?」と聞くと、大体3つ挙がります。大学受験と国家試験、それから開業するときです。

飯田)そうなのですか。開業するストレスは大きいのですね。

尾﨑)そうですね。

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