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「保育士のストレス」も懸念 コロナ禍が保育現場に与える影響

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年1月16日 15時0分

「保育士のストレス」も懸念 コロナ禍が保育現場に与える影響

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(1月15日放送)に、教育評論家の尾木直樹が出演。静岡県裾野市の私立「さくら保育園」で起きた事件について語った。

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」

淵澤由樹(アシスタント):去年(2022年)、静岡県裾野市の私立「さくら保育園」において、園児への暴行容疑で元保育士3人が逮捕される事件が起きました。保育士が4歳児をカッターで脅す行為があったり、保育園側が保育士に対して口外しないように誓約書を書かせていたなど、報道で知ってとても怖くなりました。

尾木:この問題には、いくつかの側面があると思います。「0歳児や1歳児であっても、子どもたちには人権がある」という意識が弱かった。ひどいことをしているのに「しつけのつもりだった」と言っていたりします。そこに嘘はなかったのかも知れませんが、感覚がずれているのだと思います。しかも0歳児、1歳児は(自ら)発信できません。だから余計に大人の私たちが気を使わなければいけないと思います。

自見はなこ:あってはならないことです。その一方で、保育の現場で頑張っていらっしゃる方々はたくさんおられます。委縮することがあってはいけないですし、バランスが難しいと思います。

尾木:いろいろ取材していると、「コロナ禍」が大きな背景のひとつにあるように思えます。保育現場は感染防止にものすごく気を使い、おもちゃなどの消毒も全て行っています。しかも検温などを何度もやらなくてはいけない。換気は30分に1回、徹底して行われます。何よりもストレスが溜まる原因は、保護者との接触ができないことです。入口で保育士さんに子どもを預け、それで終わってしまう。会話ができませんし、また保護者同士のおしゃべりもできません。

自見:すごく(影響が)大きいですよね。

尾木:保育士さんにかかるストレスは、これまでと比較にならないほど大きいと思います。

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