DJ松永、上京時は宝くじを束で爆買い「でもあの時、当たらなくて良かった」

1月16日（月）深夜、ラッパー・R-指定とターンテーブリスト・DJ松永による音楽ユニット・Creepy Nutsがパーソナリティを務めるラジオ番組「Creepy Nutsのオールナイトニッポン」（ニッポン放送・毎週月曜25時～27時）が放送。年末ジャンボ宝くじの1等7億円が、DJ松永の地元・新潟県の宝くじ売り場から出た、というニュースが話題に。実は、宝くじを頻繁に買っていた時代があったことを明かした。

DJ松永：俺は新潟から東京に出て、DJで全然食えなかった時、Rさんが俺の家に同居していた時のことだけど、宝くじを買いまくっていたよね？

R-指定：束で買っていた。めっちゃ太い束で買ってきて、「何それ」って聞いたら、松永さんが「宝くじ」って言って。（当選したかどうか）ずっと見ていたよな。

DJ松永：宝くじのスケジュールをネットで確認して、買ってた。みんなが思っているよりも、宝くじの種類っていっぱいあるんですよ。年末ジャンボ、グリーンジャンボの他にも、本当に、常にいろんな規模の宝くじが売られているんですよ。……で、全部、スった。

R-指定：全部、当たらなかったな。

DJ松永：でもあの時ってさ、希望がなかったじゃないですか？

R-指定：全く無かった。音楽に対しての希望が。

DJ松永：音楽でお金を稼げる未来を、全く想像できなかったから。

R-指定：で、そのことに悲観もしていなかった。『そういうものだ』って思っていたから。

DJ松永：ヒップホップ市場がヤバ過ぎてね。

R-指定：それで、しょうがないから『別でお金を稼がないと』ってことで。

DJ松永：目の前の明るい未来が見えないと、ワクワクしないわけですよ。どうせ音楽で食うのは難しい、って分かっているから。だから、宝くじを買っておかないと、一日一日が生きられなかった（笑）

R-指定：まあな（笑）

DJ松永：宝くじを買えば、金持ちになる可能性があるから。その答え合わせの日（当選番号発表の日）までは、ワクワクしながら生活ができる。

R-指定：よっぽど俺らは夢が無かった（笑）

DJ松永：そう、音楽で食えなさすぎて！

R-指定：音楽に関しては『好きでやっている』みたいな感じだったから、お金に関しては別口で稼ぐしかないかと……。

DJ松永：でもあの時、宝くじが当たらなくて良かったよね。

R-指定：うん。

DJ松永：あの時当たっていたら、今……。分からないけど、たぶん、今の方がいいよね？

R-指定：今の方が絶対にいいと思う。

宝くじが無いと明るい未来が想像できなかった、音楽以外の方法で稼ぐしかない、といった理由で頻繁に購入していたという。その宝くじは全く当たらなかったそうだが、「DJとして稼いだお金で承認欲求が満たされると思うんだけど、自分の努力の先にないお金、７億円は超虚しいだろうな」と想像し、「あの時、宝くじが当たらなくて良かった」としみじみ振り返った。