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アメリカ撃墜の中国偵察気球 「日本を領空侵犯しても、現行の国内法では撃墜できない」辛坊治郎が解説

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年2月7日 17時15分

アメリカ撃墜の中国偵察気球 「日本を領空侵犯しても、現行の国内法では撃墜できない」辛坊治郎が解説

キャスターの辛坊治郎が2月7日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。アメリカが撃墜した中国の偵察気球をめぐり、「今後、日本を領空侵犯しても、現行の国内法では撃墜できない」と解説した。

気象観測用の「ラジオゾンデ」  PD

政府は、アメリカ本土に飛来した中国の偵察気球が2020年6月と21年9月に東北地方で目撃された飛行物体と酷似しているとして、関連性の調査を本格化させた。領空侵犯にあたると判断すれば自衛隊法に基づき自衛隊機が緊急発進(スクランブル)して対処する方針だが、撃墜するには武器使用の規定がハードルとなる。

辛坊)アメリカが撃墜した中国の偵察気球の全貌が、だいぶ分かってきました。最大直径は約60メートルと、かなり大きな球体です。私が見たところ、球体の下部に駆動装置や観測装置のような物が取り付けられていたようです。

一方、東北地方で2020年と21年に飛行物体が目撃されたとき、国内は大騒ぎになりました。当時撮影された写真と今回アメリカで撮影された写真を比べると、細部にわたり同じタイプの気球に見えますね。

東北地方で目撃された当時、専門家は外国で揚げた気象観測用の気球(※ラジオゾンデ)が風に流されてきた可能性を指摘していました。メディアも専門家の見方をそのまま報道していました。しかし、中国の偵察気球だったことが疑いようもない状況になってきました。当時の専門家の見解やメディアの報道は何だったのでしょうね。

ところで今後、日本で中国の偵察気球が確認されたら、アメリカのように撃ち落とせるのでしょうか。結論は、現在の日本の法律では難しいです。気球が領空侵犯にあたれば自衛隊機がスクランブルするものの、国内に危害が加えられることが明確でなければ、撃ち落とすことはできません。国内法の整備がまず必要です。

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