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日銀正副総裁人事 リークする場合は「裏」がある可能性も

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年2月8日 15時25分

日銀正副総裁人事 リークする場合は「裏」がある可能性も

数量政策学者の高橋洋一氏が2月8日(水)ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。このところ、後任の名前が挙がっている日銀正副総裁人事について、リークの裏側を解説した。

日本銀行本店    PD

4月8日に任期満了となる日銀の黒田東彦総裁の後任人事案について、「政府が2人の副総裁候補とともに来週国会に提示する方向で調整している」「政府が雨宮正佳副総裁に就任を打診したことがわかった」と相次いで報じられた。総裁候補について報じた新聞について、高橋は「昔のようなやり方。日経は日銀担当人事を取ってこないと左遷という考え方のようですから」と感想を述べた。

日銀正副総裁人事は衆参両院の同意を得た上で政府が任命する。後任人事の名前がリークされたことについては、「2008年の日銀人事では、候補者名が事前に報道された場合、提示を認めないとする野党によって、政府案が拒否された。この時は、 衆参両院の与野党勢力が逆転するねじれ国会だった」と振り返った。当時、福井俊彦日銀総裁の後継人事で、元財務次官の武藤敏郎・日銀副総裁が民主党に拒否され、武藤総裁は幻となった。そのうえで、高橋は「日銀人事について知っているのは総理と官房長官だけ。安倍総理と菅官房長官の時代は、トップシークレットでどこかに漏れることはなかった。もし漏れたら、どこから漏れたのかすぐに分かる」と指摘。また、「人事は漏れた瞬間につぶされるわけだから、わざと漏らしているという話もある。」と人事を巡る攻防について解説した。

今回名前が挙がった雨宮正佳副総裁について、高橋は「学生の時から知っているし、大蔵省でも一緒だった。彼は変幻自在。白にも黒にも染まるカメレオンだ。また“自分が総裁になれば、時の政権に染まる”“俺はどんな色でも大丈夫だ”とはっきりと私に言っている。それだけ柔軟、ということではないか」とその人物像について語った。

飯田アナウンサーから「しかし、資金繰りが厳しい中小企業やローンを抱えている人がいるなか、いま金融引き締めをしてもいいのか」と問われると、高橋は「彼は政権に言われればやると思う」と述べた。

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