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首相秘書官の差別的発言 「オフレコ解除」後の他紙追いかけ報道に「非常に不快。理由を説明すべきだ」辛坊治郎が苦言

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年2月8日 19時30分

首相秘書官の差別的発言 「オフレコ解除」後の他紙追いかけ報道に「非常に不快。理由を説明すべきだ」辛坊治郎が苦言

キャスターの辛坊治郎が2月8日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。性的少数者(LGBT)や同性婚をめぐる荒井勝喜前首相秘書官の差別発言問題で、オフレコを前提にした非公式取材での発言を毎日新聞が「オフレコ解除」したことをきっかけに他のメディアが一斉報道したことについて、「非常に不快。毎日新聞を追いかけて報道した他のメディアは、理由を説明すべきだ」と苦言を呈した。

衆院予算委に臨む岸田文雄首相に声をかける荒井勝喜首相秘書官(右)=2023年1月31日午前、衆院第1委員室 写真提供:産経新聞社

辛坊)夕刊フジ、私が気になった記事が5面に載っています。フジテレビ上席解説委員、平井文夫氏の連載コラム「ニュース裏表」です。

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「暴言秘書官の更迭を考える 『オフレコ解除』というフシギ」

~『夕刊フジ』2023年2月8日発行分(5面)より

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辛坊)記事を読んでみます。

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「荒井勝喜首相秘書官が、性的少数者(LGBT)や同性婚をめぐる差別的な発言で更迭された。許されざる発言であることは間違いないのだが、このニュースを聞いて、『オフレコって解除していいのか?』とフシギに思った人はいたはずだ。
オフレコ取材にもさまざまなルールがあって、この首相秘書官の場合は『名前を出さず、直接引用せず』という縛りがかかっていた。
『オフレコ解除』した毎日新聞によると、『荒井氏の発言は、性的少数者を傷つける差別的な内容であり、政策立案に関わる首相秘書官がこうした人権意識を持っていることは重大と判断(抜粋)』し、荒井氏に『実名で報道する旨を事前に伝えたうえでニュースサイトに掲載した(同)』(4日、同サイト)ということだ。
これに対しネット上では、『取材対象への約束違反ではないか』といった批判の投稿をいくつか見かけた。
オフレコ取材は、オンレコでは言えないことを取材源にしゃべらせるためのものだ。相手の本音、裏話、微妙なニュアンスを探るための機会である。」

~『夕刊フジ』2023年2月8日発行分(5面)より

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辛坊)記事終盤のまとめ部分を読みます。

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「『重大』なオフレコ情報を、国家権力とメディアが国民から隠すことに不快感を持つ人は多いだろう。筆者は『オフレコ解除』は場合によっては『あり』だと思っている。
ただ、何が『重大』なのかは誰が決めるのか。もし、メディアが恣意(しい)的にオフレコ解除するのであれば、オフレコ取材に応じる人はいなくなるだろう。」

~『夕刊フジ』2023年2月8日発行分(5面)より

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辛坊)私はこの「オフレコ解除」をめぐり、非常に不快なことがあります。今回、まず毎日新聞がオフレコを解除しました。その瞬間に他のメディアが追いかけたんですね。毎日新聞と同じ場所で荒井勝喜首相秘書官の発言を聞いていた記者が、皆で「これはオフレコ解除だろう」と申し合わせて報道したのではありません。毎日新聞以外のメディアは、毎日新聞1社が解除したことをもって「スタート」にして報道を始めたわけです。

では、(このオフレコ取材現場にいても)毎日新聞が解除するまで報道しなかったメディアは、なぜ報道しなかったのでしょうか。その理由を説明する必要があると思います。

この夕刊フジの「ニュース裏表」は」、よく考えさせられる素晴らしいコラムだと思います。

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