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「バカはバカだから……」 学習・居場所支援の原点になった「憤りの言葉」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年2月14日 15時11分

「バカはバカだから……」 学習・居場所支援の原点になった「憤りの言葉」

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(2月12日放送)に、経済的困難を抱えた子どもたちに学習支援や居場所の支援を行う認定NPO法人「Learning for All」代表・李炯植が出演。教育環境の格差について語った。

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」

淵澤由樹(アシスタント):前回は、「小学校の恩師が大学への進学塾に勝手に申し込んでしまった」という話を伺いました。

自見はなこ:そして猛勉強の末、東京大学に合格されます。入学してみて、いかがでしたか?

李:驚きました。東京大学で出会った友達のなかには、小さいころから私立に通っていた人もいました。帰国子女にも初めて会いました。また、親のカードで買い物をしている人もいました。私は奨学金返済のために切り詰める生活でしたので、自分の知っている世界とのギャップがありましたね。もちろん、そういう人たちばかりではありませんが、「自分とは違う階層」で育った人たちを目の当たりにした感じでした。

自見:その一方で、年末年始に地元・尼崎に帰ると、もう1つの世界があったそうですね。

李:例えば成人式で尼崎に帰ったら、七色の服を着た人がたくさんいたり、シングルマザーで3人目が産まれた人もいました。ちょうど私たちが20歳の時期は、リーマンショックの直後でした。そのあおりで、就職したはいいけれど「週休4日だからバイトしています」とか、お金がなくて専門学校や大学に行けず、夢を諦めた友人もいました。

淵澤:尼崎と東京大学で、かなりギャップがあったのですね。

李:東大の友達に尼崎の話をしたら、「努力しなかったからだ」とか「バカはバカだから仕方ない」と言われたのです。私はそれが許せなかったし、とても憤りを感じました。それが現在のNPO法人で活動する原点になっています。

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