福山雅治「“ラジオが好き”のバトンが未来に繋がっていくことを心より願って」 オールナイトニッポン55時間スペシャルのフィナーレを飾る
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年2月20日 17時55分
![福山雅治「“ラジオが好き”のバトンが未来に繋がっていくことを心より願って」 オールナイトニッポン55時間スペシャルのフィナーレを飾る](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/nipponhoso/nipponhoso_419652_0-small.jpg)
『オールナイトニッポン』が55周年を迎えたことを記念して、2月17日(金)の午後6時から19日(日)の深夜1時にかけて放送される大型特番『オールナイトニッポン55周年記念 オールナイトニッポン55時間スペシャル』。そのフィナーレを飾った『福山雅治のオールナイトニッポン 55 時間スペシャル魂のラジオ』にて、パーソナリティの福山雅治が「伝説の企画」を復活させたり、生演奏を行ったりと、フィナーレにふさわしい豪華な内容でリスナーを楽しませた。
![](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2023/02/tamaradi_RS_0O6A8724ret.jpg)
大型特番のフィナーレを飾った福山雅治
福山が『オールナイトニッポン』のパーソナリティを務めていたのは、なんと通算23年間。8年前、多くのファンに惜しまれつつも23年の歴史に幕を下ろしたのだが、その際に福山は「また何食わぬ顔で戻って来られるよう、そのためには『戻って来てください』と言われる人間でいられるよう、頑張っていきたい」とコメントしていた。
今回、オールナイトニッポン55周年を記念して、8年ぶりに生放送で『福山雅治のオールナイトニッポン』が大復活!
オープニングからかつてのリスナーからメールが続々と届くと、「こんバイク」という番組の挨拶に福山から「懐かしい」と声が漏れる。さらに「今の自分を作り上げたのは『魂のラジオ』のおかげです」というコメントには、「僕を作ってくれたのもこのラジオです。小学校高学年の頃に『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン』を聴き始めて深夜ラジオの魅力にハマり、デビュー2年目に自身でも『オールナイトニッポン』を始めさせていただいて。そこから毎週ラジオをやり続けてきた」と、ラジオのおかげで今の自分がいると語った。
「僕にとってラジオは生活であり、リスナーは友達であり、大切なものはすべてラジオが教えてくれた」と続ける福山。そんな福山の「福山雅治のオールナイトニッポン 55 時間スペシャル 魂のラジオ!」という掛け声で、『オールナイトニッポン55時間スペシャル』のフィナーレを飾る番組がスタートした。
フリートークでは、解禁となったばかりの新ドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系、4月期ドラマ)の話題に。福山にとっては、4年ぶりの連続ドラマ出演となる今作。バディ役・大泉洋とは『龍馬伝』(NHK)以来の共演となる。この度、そんな大泉から福山直々に音声コメントをもらってきており、「スポーツ新聞見ましたか? 自分が出演する連ドラのニュースが、あんなに大きい写真で出たことがなくてビックリしました!」と情報解禁の壮大さに驚いたことや、「盲目のFBI捜査官は、福山雅治にしかできないですよ」と福山の演技について、さらに福山と大泉が揃う撮影現場常に楽しく明るい雰囲気であると語られていた。
そんな音声の裏で「ガラガラガラ……」と撮影現場である商店街のシャッターが空く音が聞こえてきており、福山は「ロケ地に美味しい台湾料理屋さんがあって、そこでオーダーした商品を待っている間にコメントをもらいました(笑)」と裏話を明かす。また、コメント内で語られていた「黒岩勉先生の脚本が面白い」という点にも「面白いものを面白くするのが我々の力ですから。頑張りどころですね。必見でございます!」とアピールした。
福山の近況トークで盛り上がる中、懐かしい企画もやっていこうと「ピンチくん救済リクエスト2023」コーナーへ。「寂しさにたやすく恋に落ちそうでピンチ!」「言いたいことも言えないこんな世の中でピンチ!」など、恋に仕事に人生に大ピンチなラジオの前のリスナーにアドバイスを送り、最後には一緒に歌ってそのピンチを吹き飛ばそう!という、『魂のラジオ』の代名詞とも言えるリスナー参加型企画企画だ。
今回は「とりあえず就職できるところに就職したが、福山のライブを見てライブの制作がしたいと思った」という20歳の男子や、「ラジオディレクターになりたいが、両親に反対されたので一旦大学に行きます」という女性と電話を繋ぎ、福山は自身の経験を踏まえてのアドバイスを送る。
そして、最後にリスナーと一緒に歌う流れまで当時を再現し、「生きてる生きてく」を福山の生演奏でデュエットする贅沢な時間に、リスナーは「幸せでした! ありがとうございます!」と感謝を述べた。
さらにこの日、幾つになっても忘れない“少年の心”ならぬ“童貞の心”「童貞心」を今も大切にしている福山が「童貞をキープしている君も、元童貞となった君も、魂ラジはすべての童貞心を応援しています!」という主旨で、毎年福山の誕生日前後に開催していた伝説の企画「大童貞祭」も復活。
2015年2月7日には、イマジンスタジオに64人の童貞が大集結。「童貞聖歌隊」として福山との大合唱を全国のリスナーに届けたこともあり、そんな「大童貞祭」の様子の音声が流れると「俺この時、泣いてたんじゃないかなぁ?」「今聞いても泣きそう」と、童貞たちの心が一つになった瞬間を振り返り、当時の感動を思い出したよう。
そんな伝説の大童貞祭に参加した童貞たちから「あの頃の自分に言いたいコト」が到着。福山のファンクラブ「BROS.」に所属する彼女ができたという男性からのお便りに“童貞を卒業したか否か”が記されていなかったことから、本人に電話。「……卒業しました」と照れながら報告する彼に、福山が「なんか大切なものが奪われた気分(笑)」とジェラシーをあらわにするも「彼女を大事にしてください」とメッセージを送った。
他にも「バーで出会った女性と2年前に結婚しました」「4月に結婚します」「来週パパになります」など、童貞聖歌隊から幸せな報告が続々。現役童貞とも電話を繋いでアドバイスを送り、最後は全員で「HELLO」を合唱した。
トリを飾るコーナーは、福山に歌ってほしい曲をリクエストする「魂のリクエスト」。1992年の木曜2部から数えると、およそ1500曲を弾き語りしてきた福山。2015年には「魂リク」という弾き語りアルバムとして音源化もされた。
今回は『55時間スペシャル』のテーマになっている「あの頃の自分にいいたいコト」とともに、「あの頃の自分に聞かせたい歌」を募集。リスナーからの様々な思いを受け取り、「少年」をしっとりと歌い上げた。
そしていよいよ、55時間のフィナーレの時間へ……。
エンディングではビタースウィート・サンバをBGMに、トップバッター『ナインティナインのオールナイトニッポン』からフィナーレの『魂のラジオ』まで、『55時間SP』を担当した29番組のタイトルコールの音源が流れる。
29番組の中でも、リスナーと電話する、一緒に歌う、リスナー同士を交流させるという、福山にしかできない濃密な2時間を繰り広げた『福山雅治のオールナイトニッポン55時間スペシャル 魂のラジオ』。今回の放送を振り返り、福山は「ここには“ラジオが好き”という気持ちがギュギュっと集まっていると感じました。好きという気持ちが1つに集まる瞬間に立ち会えたことを光栄に思います」と、改めてラジオの魅力を感じたと明かす。
さらに、「たくさんのパーソナリティの皆様、お疲れ様でした。皆さんが繋いできてくれたバトンが、またこの後も続いていきます。“ラジオが好き”というバトンがこれからも繋がっていくことを、心より願っております」とメッセージを送り、「お相手は福山雅治でございました。では皆さん、またお逢いしましょう! バイバイク!」という言葉で締め括っていた。
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