馬術・黒木茜 馬付き合いに比べれば人付き合いは簡単！

2月24日（金）元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」（ニッポン放送・毎週金曜21:00～21:30）が放送。

ゲストは馬術の黒木茜。1978年、兵庫県生まれ。20歳で馬術を始め、馬場馬術の選手として活躍中だ。2015年、リオデジャネイロ五輪予選で日本代表に初めて選ばれ、日本の団体出場権獲得に貢献した。2016年、リオデジャネイロ五輪に出場、2018年のアジア大会では団体で金メダルを獲得。

黒木が意外な練習法について語ってくれた。

黒木：馬って乗ってナンボ、というイメージがあるじゃないですか？でも私はけっこう動画で他の人の演技を見るんですよ。イメージトレーニングをして、乗っているのは自分だと置き換えて、この時はこう、あの時はこう、と。イメトレはすごい役立つ。このライダーになり切って今日乗ってみよう！というように。

青木：現役時代、私もうまい海外の選手の映像をよく見ていました。こういう表現方法はきれいだな、かっこいいなあって。

黒木：ですよね、私もそれをすごくやっています。

青木：ちなみに馬も感じ取るんですかね？なんかいつもと違う、みたいな・・・

黒木：感じていても迷惑、って思ってるでしょうね。いつもどおり乗ってよって(笑)いろんなことを自分の馬に合うか合わないか試して、合ったところだけを取り入れる、みたいなことをしていますね。

黒木はさらに、馬術と出会えたことで実生活に役立っていることについて、

黒木：（馬術は）馬の機嫌を取らないといけないじゃないですか？なので怒らなくなり、人の機嫌を取ることが苦じゃなくなりました。馬に比べたらこの程度我慢できるわ、機嫌を取れるわ、みたいな。それくらい馬って機嫌を取るのが大変なので…

青木：馬術と出会うまでは違ったんですか？

黒木：実は私、すごく尖っていたというか。以前は我慢しないし言いたいこともバンバン言うし、すぐケンカ腰になってしまうこともあったんです。でもその時に比べて感情のコントロールができるようになりました。馬のおかげで。我慢ができるようになったというか。

青木：馬はどれだけ大変なのか…

黒木：そうなんです。だから、あ、ちょっと気難しい人だと思っても、こんなの馬に比べたらそうでもない、と思えるようになったことがすごくビジネスにも役立っているなあって思います。

青木：いいですね。私も馬に触れあってみようかな。

そんな黒木の勝負メシはチョコレート。お菓子自体大好きなのだが、試合前に落ち着きたい時チョコレートは絶対外せないそうで、必ず食べて本番に臨んでいるというエピソードも披露してくれた。