1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

京都・保津川下り転覆事故 「再発防止には、舵を操る船頭さんを複数にするしかない」辛坊治郎が指摘

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年3月29日 19時20分

京都・保津川下り転覆事故 「再発防止には、舵を操る船頭さんを複数にするしかない」辛坊治郎が指摘

キャスターの辛坊治郎が3月29日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。京都府亀岡市の桂川(保津川)で観光客向け川下りの舟1隻が転覆し、船頭1人が死亡、同1人が行方不明になっている事故を巡り、「再発を防止するには、舵を操る船頭さんを複数にするしかない」と指摘した。

【保津川下り 船が転覆】保津川下りで転覆し、引き揚げられた遊覧船=2023年3月28日午後4時56分、京都府亀岡市 写真提供:産経新聞社

28日昼前、京都府の保津川で観光客25人と船頭4人の計29人が乗った保津川下りの舟が転覆し、全員が一時、川に投げ出された。観光客は全員救助されたが、51歳の船頭が死亡し、40歳の船頭は行方が分からなくなっている。運行会社によると、2人とは別の船頭が舵の取り方を誤って岩にぶつかり、転覆したという。

辛坊)事故発生から1日が経ち、状況が少しずつ分かってきました。舟には舳先に1人、中央に2人、船尾に1人の船頭さんが乗り込んでいて、それぞれに役割がありました。このうち、舵を操っていた船尾の1人が最初に川に転落し、舟は舵が効かない状態になったんですね。それで、急流を抜けたところにある岩に激突してしまいました。本来なら、急流を抜けたところで一気に舵を切るのですが、その役割を担う船頭さんがいなかったため、舟のコントロールが効かなくなっていたわけです。

2011年に浜松市の天竜川で川下り舟が転覆し、乗客ら5人が死亡した事故を教訓に、川下り舟の全乗客に救命胴衣の着用が義務付けられました。今回の事故で乗客に犠牲者が出なかった最大の理由だと思います。そういう意味では、過去の教訓は生かされたわけです。

ただ、保津川下りでは過去にも舟が岩にぶつかる事故が起きています。一方で、たとえ船頭さんが川に転落しなくても、高齢化社会ですから船頭さんが舟の上で心臓麻痺や脳卒中を起こすなど何が起こるか分かりません。今回、舵取り役の船頭さんが川に転落したため、中央の船頭さんがすぐに船尾へ走ったのですが、間に合わなかったということです。舵取り役の船頭さんが1人では、今後も同様の事故が起きかねません。ですから、事故の再発を防ぐには、舵を操る船頭さんを複数にするしかないと思います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください