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管理職は自身のストレスとどう付き合うべきか 睡眠が乱れてきたら「要注意」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年5月19日 11時20分

管理職は自身のストレスとどう付き合うべきか 睡眠が乱れてきたら「要注意」

東京都医師会副会長で「ひらかわクリニック」院長の平川博之氏が5月12日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。管理職のメンタルヘルスケアについて語った。

※画像はイメージです

管理職自身のメンタルヘルスケア

飯田浩司アナウンサー)今回は管理職の立場でのメンタルヘルスケアについて伺います。上から詰められ下から突き上げられで、ストレスを溜めることを「中間管理職の悲哀」などといろいろなところで言われますが、どうコントロールすればいいのか。まず管理職自身の不調にはどういったものがありますか?

平川)管理職の方は、それだけの力や実績があって管理職に抜擢されたと思います。根は真面目な方が多く、頑張ってしまうのです。

飯田)頑張ってしまう。

平川)以前は頑張ることが美徳でしたし、それに対する評価もあった世の中でしたが、最近は、頑張りようが逆にパワハラに取られてしまうこともあります。これまでの手段が通じにくくなっているのです。

ストレスとの付き合い方 ~「この失敗が次につながる」と考えるポジティブシンキング

飯田)そういったストレスとはどう付き合っていけばいいでしょうか?

平川)「ポジティブシンキング」という言葉がありますが、これは楽観主義ではなく、いろいろ辛いことがあって悩んだとしても、「失敗することも勉強」という感じで捉えればいいと思います。

飯田)ポジティブに。

平川)何でもよく考えることがポジティブシンキングかと思いますが、真のポジティブシンキングは失敗したことを糧に、その失敗が先につながるのだとポジティブに考えることです。

飯田)真のポジティブシンキングは。

平川)諦めて放置するのではなく、それを通じて先に進むことが重要です。

飯田)失敗そのものを、無駄ではなかったと考えるのですね。

平川)有名なトーマス・エジソンも、「私は失敗したことはない。1万通りの失敗する方法を考えついたのだ」と。まさにポジティブシンキングですね。失敗しても、1万回したということが大事なので、1万通りのうまくいかない方法を見つけてあげたのだという話です。

飯田)1万個も自分は見つけたのだから、次に挑戦する人たちは、その失敗をせずに済むだろうと。

平川)そういうことです。有効な情報をつくりあげたということで、素晴らしいですね。

飯田)行為そのものを否定するのではなく、次につなげていく。

平川)それが真のポジティブシンキングです。

平川博之氏、飯田浩司アナウンサー

メンタル不調の兆候 ~睡眠が乱れる

平川)そうは言っても、やはり堪えますよね。どのようなところに出てくるかと言うと、睡眠です。

飯田)睡眠。

平川)睡眠にはメンタルが反映されます。寝つきにくかったり、途中で何度も目が覚める。あるいは早朝覚醒、3時や4時に起きてしまう。その辺りがメンタル不調の兆候としてはわかりやすいと思います。

5類移行後の新型コロナへの向き合い方

飯田)新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に移行しました。コロナ禍もメンタルヘルスの部分で警鐘を鳴らされていましたが、今回のように世の中が変わるときは注意するべきですか?

平川)これまで比較的上手く感染予防ができたのは、「みんなで」と「守る」という日本人の特性によるところが大きかったと思います。

飯田)日本人の性質上。

平川)今度は「自己判断」ですが、欧米などと比べて日本人は強くありません。とは言え、自分自身が感染対策をすることで防げる病気でもありますので、「自分は大丈夫だ」と思うことが大切なのではないでしょうか。

飯田)感染対策をして。

平川)「人がやっているから自分はやらなくていい」ではなく、「自分だけはしっかりしておこう」という判断の積み重ねだと思います。

飯田)先ほどの、無駄ではないというポジティブシンキングですね。

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