「鶴瓶さんだったら、自分もなれる？」たけし、とんねるず、ダウンタウン、さんま、タモリを諦めたカンニング竹山が感じる「憧憬」

5月23日（火）、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之と土屋伸之がパーソナリティを務めるラジオ番組「ナイツ　ザ・ラジオショー」（ニッポン放送・毎週月～木曜　13時～15時30分）が放送。火曜番組パートナーである相席スタート・山崎ケイの代理として出演したカンニング竹山が、笑福亭鶴瓶に対する憧れを吐露した。

カンニング竹山

珍しく連休が取れたため種子島へ足を運んだという竹山。大量に釣れた魚を食べるため、料理店の板前に魚を捌けないかと飛び込みで頼んだにも関わらず応じてもらい刺盛りを堪能することができたというエピソードに感心するナイツの2人。こうした竹山の姿が、テレビのロケなどで一般人とすぐ打ち解ける笑福亭鶴瓶と重なると塙が告げると、その憧れの思いを竹山が明かした。

竹山：（ビート）たけしさんになりたくて、この世界に入ったわけ。でも、途中で分かるじゃん、「あ、たけしさんにはなれない」って。

土屋：みんながなれる訳じゃない。

塙：第一の壁がある。

竹山：で、その次にとんねるずさんになりたかった。学生時代くらいから。でも、プロになったらだいたい分かるじゃん。「あ、とんねるずさんには、俺なれない」と。あんな人気は無いと。

塙：うん（笑）

竹山：で、次はダウンタウンさんになりたくて。それも、漫才始めて半年くらいで「あ、ダウンタウンさんにはなれねぇな」って分かる。

土屋：（笑）

竹山：じゃあ、「さんま師匠だ」って……これも、芸人になってだいたい半年もするとわかる。あんなスキルないと。

土屋：一通り憧れるんですね

竹山：そうそう（笑） もちろん、タモリさんもいくよね。「タモリさんみたいになりたい」と。

塙：高級ブランド（笑）

竹山：そう！ 全部なれない！ ビッグ3にも、とんねるずさんにも、みんななれないと分かった中で、自分の中で……「鶴瓶だったらなれるんじゃない？」って……

（一同　笑い）

竹山：なれないけどね！ 鶴瓶師匠もなれないよ！

土屋：すごいですもんね！

竹山：すごいよ！ 落語もすごいし、『鶴瓶噺』（鶴瓶による単独トークライブ）もすごいし。

塙：それが言えちゃう師匠がすごいですよね（笑）

竹山：それを後輩が言っても鶴瓶師匠は怒らないから。それが、すごく格好いいっていうか。

塙：最高だな。

土屋：そこに居てくれてるというか。

竹山：年下からもいろいろ言われていい芸人であろうと。

土屋：確かに。

竹山：『鶴瓶の家族に乾杯』（NHK総合）とかのロケも、同じ目線に立ってやるでしょ？ 「あ、これだったら勉強すればいけるかもなぁ」って。だから、憧れですよ。『鶴瓶噺』とか、一人しゃべりもやってるし。

塙：定期的にやってますしね

竹山：『放送禁止』ってライブ（竹山が年一回行う単独ライブ）なんかは『鶴瓶噺』に憧れて始めたんだもん。『鶴瓶噺』と、古舘伊知郎さんの『トーキングブルース』を足して2で割ったみたいなのを目指そうっていうので始まったから。だから、鶴瓶師匠を追っかけてというのは、どこかあるかも知れない。

カンニング竹山、ナイツ・塙宣之、土屋伸之

後輩からも先輩からも愛される大師匠への憧れを語る竹山の言葉に、強く頷き共感する塙と土屋であった。