札幌の頭部切断事件 逮捕者、一家3人に 辛坊治郎「分からないことだらけだ」

キャスターの辛坊治郎が7月25日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎　ズーム　そこまで言うか！」に出演。札幌・ススキノのホテルで頭部を持ち去られた男性の遺体が発見された事件を巡り、「分からないことだらけだ」と語った。

北海道警本部から送検される田村瑠奈容疑者（中央）＝2023年7月25日午後　写真提供：共同通信社

札幌市のホテルで男性の遺体を損壊した疑いで29歳の女と59歳で父親の精神科医が逮捕された事件で、北海道警察が25日、同じ容疑で60歳の母親も逮捕した。

辛坊）この事件は、札幌市内のホテルで頭部のない男性の遺体が見つかり、大騒ぎになりました。3人が逮捕された一家は、被害男性の頭部を自宅に保管していたということです。想像するだけで、ゾッとします。

62歳の被害男性と逮捕された29歳の女が2人でホテルへ入り、被害男性は頭部がない状態で発見されました。2人の年齢差を考えると、不可解な点があります。

不可解な点は、まだあります。1人でホテルから出てきた29歳の女と、女の父親であり、地元で優秀だと評判の59歳の精神科医が逮捕され、さらには女の母親である60歳のパート従業員も逮捕されたことです。このうち母親については、自宅に被害男性の頭部がずっと置かれていたのに、知らなかったはずがないだろうと疑われているわけです。ただ3人が事件にどのように関与しているのか、分からないことだらけです。

こうした事件でありがちなのは、娘が突発的に何かをしでかしたので、後から糊塗するために父親、母親が関与したというケースです。ところが、ホテルに入る前に父親も関与して凶器の刃物を買っていたという話もあります。仮にそうだとすると、ホテルに入る前から殺人が計画されていたということになります。ただ、父親が関与しているのに、なぜ娘だけが実行犯だったのかという疑問が残ります。

今のところ、分からないことだらけですが、今後、全容が明らかになってくるでしょう。