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スカイランニング・上田絢加 街から山へ~空に向かって駆け登る

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年8月8日 14時59分

スカイランニング・上田絢加 街から山へ~空に向かって駆け登る

8月7日(月)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。

ゲストは上田絢加。
1993年生まれ。中学、高校で陸上競技を経験し、神戸大学に進学。
社会人になってからトレイルランニングに夢中になり、2018年に出場したスカイランニングのアジア選手権で3位に入ったことをきっかけに、スカイランニングを主軸に活動中。
2020年スカイランニング日本選手権優勝。現在、企業に勤務される傍ら、世界選手権に出場するなど第一線で活躍中だ。

今回、スカイランニングとはどんな競技かを現役アスリートの上田に教えてもらった。

上田:街から山へ、というのがスカイランニングのコンセプトです。

青木:山からスタート、じゃなくて?

上田:はい。それが本来のスカイランニングです。最初はけっこう街の中を走るのでコンクリートとかもあったりもするんですけど、そこから登山道に入っていく、みたいな形です。

青木:ちなみにゴールはどこなんですか?山?街?

上田:種目によって違います。登って終わりの種目もあって、その場合は山頂がゴール。

青木:ということは、終わった後は皆さんご自身で下山しているってことですか?

上田:そうです。ゴールが街中ということもあります。ちなみにスカイランニングにはいくつか種目があります。私が主戦場としているのは「スカイ」「バーティカル」。「スカイ」は20km以上走り、その間に少なくとも1,200m合計登らないといけない。「バーティカル」は距離は最大5km、1,000m登らないといけなくて、山頂がゴール。登りだけの種目です。

青木:「スカイ」は上がったり下ったり?

上田:そうです。

青木:「バーティカル」は5kmっていうけど、1,000m登ってるんですね?

上田:すごい斜度です。平均斜度が何度以上という規則があるんですけど、日本だとその基準に満たすコースは難しかったりします。ちなみに他には「スカイウルトラ」。距離は50km以上で少なくても3,000m登らないといけない。あと「スカイスピード」。距離は最大500m。標高差は最低100m。

青木:「スカイウルトラ」と比べると「スカイスピード」ならできるんじゃない?って思えてしまうんですけど。

上田:「スカイスピード」の大会にも出たことがあるんですけど、足も手も地面につきながら登るっていう感じです。斜度がキツくて足だけだと難しい。45度くらいありましたね、その大会は。

青木:45度もあったら普通に立つのも無理ですか?

上田:立てるんですけど、そのまま登ってスピードを上げていくのは難しいです。スキー場の上級者コース、ゲレンデで一番斜度があるコースを逆走する感じですね。

青木:すみません、500mならできそうって言ったのを撤回します(笑)

上田:「ステアクライミング」という種目もあります。山ではなく、階段。高層ビル、東京タワーなどでも大会をやっているんですけど、階段を登ってタイムを競う種目。ぶつからないように一斉スタートではなく、例えば15秒間隔でスタート、などにしていますね。

青木:すごいですね。スカイランニングは山だけじゃないんですね。

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