佐久間宣行、日向坂46 齊藤京子と地元・福島で特別授業「僕が泣きそうになりました」

8月9日（水）深夜、テレビプロデューサーの佐久間宣行がパーソナリティを務めるラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」（ニッポン放送・毎週水曜27時～28時30分）が生放送。

日向坂46 齊藤京子と共に、ふたば未来学園でサマースクールに参加した佐久間宣行

8月３日、震災で被災した生徒が多く通う、福島県広野町にある中高一貫校・ふたば未来学園でサマースクールが開催され、各界の著名人らによる特別授業が実施された。

福島県いわき市出身の佐久間は、アイドルグループの日向坂46 齊藤京子、そして約90人の生徒らと「齊藤京子と佐久間宣行の出張オールナイトニッポンinふたば未来学園」と題したラジオ番組を作り、そのときのエピソードを語った。

「先日、福島県の学校のサマースクールがあって、ボランティアに行ってきました。

ホールにブースを作って、齊藤京子さんと僕でラジオを始め、そこに、生徒90人からメールをもらい、中でも面白かった生徒をゲストとして呼ぶという形式の授業にしました。

日向坂46 齊藤京子さんとの授業は抽選になるほど人気だったらしいんですが、齊藤さんが登場しても、生徒は静かで……。歓声がわくかと思っていたのに。パッと見たら、生徒たちが固まっていたんですよ。本当の憧れの人に会って、『はっ！！！』って完全に硬直して。『ふ、ふ、福島に、齊藤京子！ 日向坂46が…！』という感じで（笑）

シャイさが前面に出た状態で、大丈夫かな？ 盛り上がるかな？ と心配したんですが――。

でも、学生に書いてもらったメールが、めちゃくちゃ面白かったんです！

例えば、中1の女子は『この中学校に受かった時、うれしくて飛び跳ねて3回目で転んで骨折して春休みを棒に振りました』。

中2の女子、『告白されたとき、あまりに緊張しすぎて、“私はポケモンのポッチャマより好きな人じゃないと付き合えない”って言ったことを今でも後悔している』とか。このエピソード聞きたい！ 強いなー！……と思うメールがたくさんあったんです。

面白いメールを書いてくれた生徒を『ラジオネーム××さん、来てください！』って壇上に呼んだんだけど……みんな、しゃべりも上手でした。

僕がすごくうれしかったのは、『自分はいじられキャラなんです』と言っている子が、センスで笑いを取っていたこと。『もしかすると明日から人生が変わるかもよ？』って。齊藤京子を腹を抱えて笑わせられる中学生なんか、いないから。心の中で『それ、一生覚えていろよ！』って。

ほかにも、生徒からは『役者になりたいけど、世の中にすごい人がたくさんい過ぎて自信がなくなる。夢を目指す勇気がない』という相談も届いたんですが、すぐに齊藤さんが反応したんです。

『私より歌がうまいアイドル、かわいいアイドルはたくさんいます。でも、やりたいからやっているんです。だから、夢は誰かと比べることじゃなく、『やりたい』っていう気持ちが大事だと思います』って言った瞬間……僕が泣きそうになりました（笑）」

予想以上だった生徒や齊藤の活躍に感激したと、熱っぽく振り返った佐久間。サマースクールは笑いが絶えなかったそうで、終了後、佐久間と齊藤は高揚しながら「面白かったですね」と語り合ったという。