EXIT、しずるKAƵMAの是枝作品オーディション話に爆笑「何してるんですか（笑）」

9月1日（金）深夜、お笑いコンビ・EXITのりんたろー。と兼近大樹がパーソナリティを務めるラジオ番組「EXITのオールナイトニッポンX(クロス)」（ニッポン放送・毎週金曜24時～）が放送。お笑いコンビ・しずるのKAƵMAと村上純をゲストに迎えてトークする中、KAƵMAが是枝裕和監督の作品のオーディションを受けた際の出来事を語った。

今回は、しずるの2人とともに様々なトークを展開。その中で、若手時代にKAƵMAが是枝監督の作品を断った話について、本人が詳細を明かした。

KAƵMA：（所属事務所の）吉本興業に「是枝さんのこういう作品があるから、誰か（適役は）いませんか？」って話が来て。

りんたろー。：はいはい。

KAƵMA：当時の俺は全然若手だったんだけど、そこで、「池田（KAƵMA）っていうのがいますよ」って話になって。俺だけ行ったの。

りんたろー。：へぇ～！

KAƵMA：「これは気合い入れていくぞ！」って。俺、エレファントカシマシが好きなんだけど、是枝監督は、エレファントカシマシのドキュメンタリーフィルムとかも作ってるの。

りんたろー。・兼近：へぇ～！

KAƵMA：あの是枝監督だから、普通の人じゃない。多分、変わった人なんだと思って。だから、俺も普通じゃいけないと思ったの。

兼近：「気に入られるためには！」ってことですね。

KAƵMA：（オーディション会場に）入ったら、是枝監督と女性の方がいて。その後ろに8mmのビデオカメラがあって。俺は、是枝監督の対面に座ったの。そしたら、是枝監督が、俺の体感で1分ぐらい、喋らないで俺の顔を見てるのよ。

りんたろー。：ウソでしょ！？ マジで！？（笑）

KAƵMA：1分ぐらいしたら立ち上がって、カメラを合わせて。そこで、今まで喋らなかった是枝監督が、俺の記憶なんだけど……「君は、人の作品に出ることをどう思う？」って質問してきたの。「これは、普通じゃダメだ」と思って。

りんたろー。：確かにね。

KAƵMA：だから、俺は、「……あんまりいいとは思わないですね。俺は、自分の作品にだけ出たいです」って言ったの。

りんたろー。・兼近：はい。

KAƵMA：そしたら、是枝監督が、「あ、じゃあ、お帰りください……」って。

りんたろー。・兼近：（笑）

村上：だって、是枝監督の作品の話だからね（笑）

KAƵMA：俺も、もう言っちゃったから、「あ、はい、失礼します」って言って。

村上：引くに引けない（笑）

兼近：何してるんですか（笑）

KAƵMA：俺も、内心、「違うんです！ 是枝さん、（出て行くのを）止めてください！」と思って（笑）。で……。

村上：事実上、断っちゃった（笑）

KAƵMA：死ぬほど出たかったのに……。

普通とは違う回答をした結果逆に認められるといった、大御所俳優の成功例としてありそうな逸話を自分から取りに行こうとした結果、普通に帰らされてしまったというKAƵMA。後に名作と呼ばれる作品だったそうで、自身の発言を後悔したと明かしていた。