過激な発言を繰り返すインフルエンサーが支持を集める理由

映画パーソナリティ・コトブキツカサがパーソナリティを務めるニッポン放送のインターネットラジオ番組「コトブキツカサのオールナイトニッポンi」（第302回）が更新。「過激な発言を繰り返すインフルエンサーが支持を集める理由」について持論を述べた。

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今回は、以前の配信で触れた「近年、蔓延している“論破が格好いい”という空気が苦手」というリスナーからのメールをきっかけに「過激な発言を繰り返すインフルエンサー」について言及。近年「過激な論調で注目を集める」数名の具体例に出しつつ、コトブキはこう語る。

「過激で、極論をズバっという人がもてはやされる時代。それについて思うことはいろいろありますが、ひとつ確実なのは、今の時代はどんな分野でも『まずは知ってもらうことが重要であり、そこが最も難しいところ』ということです。

誰がどこでどんなことを言ったかなんてほどんどの場合、誰も覚えていない。そうなると、極端な視点でいろいろ話した人が得をするし、過激な言葉を使えば使うほど印象にも残るし、誰かに引っかかるかもしれない。彼ら彼女らの『そんなこと言っちゃって大丈夫なの？』という感じるような発言や、
言葉選びの過激さというのは意図的な部分もあると思いますし、本心で思っているかどうかより、周囲の意見に対しての“逆張り”でもあると思います」

コトブキは「そうした手法で人気を集めるインフルエンサーや有名人に共感や同意するわけではない」と前置きしつつも「そうした人たちは、もともと才能があり適応能力が高いのでテレビの世界で成功していくと、その場の空気に合わせてマイルドになることができるんです」と一定の評価を表した。

また今回は、「かつてのような大スターが登場できない時代とテレビ業界の関係」についても語った。