映画『炎上する君』を観て考えた「認識のアップデート」
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年9月18日 7時50分
映画パーソナリティ・コトブキツカサがパーソナリティを務めるニッポン放送のインターネットラジオ番組「コトブキツカサのオールナイトニッポンi」(第314回)が更新。今回は、「時代の変化とともに認識を常にアップデートしていかないと、取り残される」という一言から、映画『炎上する君』の魅力について語った。
「この作品は、直木賞作家の西加奈子さんの短編小説を、『おいしい家族』や『ずっと独身でいるつもり?』のふくだももこ監督が映画化。主演は、うらじぬのさんとファーストサマーウイカさん。映画でありながら上映時間42分という短さも特徴ではあるのですが、何よりも今の時代に非常に重要なメッセージを持った作品だと思いました」と紹介したコトブキは、簡単なあらすじに触れた上で、印象的なオープニングシーンを回想。
「この映画は主人公の女性2人が脇毛を見せながら商店街でダンスする場面から始まります。なぜ脇毛を見せて踊っているのかについてはその後の展開で説明されるんですが、この脇毛についてもある種のメッセージを感じました。脇毛って男性は剃らないままが自然であると感じる一方で、女性は剃った状態が当たり前とされている。この部分もアップデートしなければいけないのでは?と考えさせられるシーンでした」と、誰もが性別に対して無意識的な先入観を持ってしまっていることを指摘した。
コトブキは2人の女性を中心に描いた“シスターフッド・ムービー”という映画ジャンルについて話したうえで、映画界で使用される用語についても言及。
「昔からある映画の人気ジャンルのひとつに“バディー・ムービー”がありますが、これは2人組の相棒が活躍する作品のこと。ただ、ほとんどの場合が男性2人のコンビのことを差す言葉になっていて、主人公が女性の場合は“女性バーディー・ムービー”という言い方をすることが多い。認識をアップデートという意味では、この呼び方にも少し違和感を覚えます。2人組の活躍を描いた作品なら、すべて“バディー・ムービー”として呼んでいく方が良いのかなと今は感じます」と性別にとらわれないジャンル分けを提案した。
「アップデートというとなんだかちょっと格好つけてる風に感じる方もいるかもしれませんが、自分が思っている常識を常に見直しながら感覚を新しくしていこうということ。そうしたメッセージ性をエンタテインメントやコメディの中に織り込んでいる作品でした」と称賛した。
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