アメリカとイランが「捕虜交換」 「落としどころを探った結果」専門家が両国の交渉背景を解説
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年9月26日 19時5分
中東研究が専門の国際政治学者で放送大学名誉教授の高橋和夫氏が9月26日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。アメリカとイランの間で今月行われた「捕虜交換」の背景について、「落としどころを探った結果だ」と解説した。
イランで長年収監され人質とみなされていたアメリカ人5人が18日、帰国した。アメリカ政府がカタールの仲介を受け、韓国で保管されていたイランの資産60億ドルの凍結を解除し、物議を醸した交換が実現。資産はカタールの首都ドーハの銀行に移された。これにより、アメリカとイランの二重国籍を持つ男性4人と女性1人がテヘランからドーハにチャーター機で移動した。
辛坊)イランとアメリカの間で何が起きているのですか。
高橋)イランの核開発が進んでおり、アメリカにとっては既に戦争で潰す状況ではなくなっています。アメリカとしては何とか交渉しなければいけなくなっていました。しかし、イラン核合意の再建交渉は膠着したままなので、落としどころを探っていたんですね。そこで、まずはイランが拘束している5人のアメリカ人を、アメリカが拘束している5人のイラン人を交換したわけです。
辛坊)アメリカはイラン人をどういった理由で拘束していたんですか。
高橋)イラン人5人は、対イラン制裁違反に関与した罪などでアメリカで有罪判決を受けていました。結果的には、5人と5人の交換に加え、凍結資産の一部解除ということになりました。
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