補選直前に「減税」報道 「岸田首相は目先の世論、選挙にとらわれ過ぎ」辛坊治郎が苦言

キャスターの辛坊治郎が10月23日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎　ズーム　そこまで言うか！」に出演。22日に行われた衆・参院補選の2日前の20日、岸田文雄首相が自民、公明両党の政調・税調幹部に対し、税収増を国民に還元するための措置として期限付きの所得税減税を検討するよう指示したことを巡り、「補選向けの行動だ。岸田首相は目先の世論、選挙にとらわれ過ぎている」と苦言を呈した。

昨夜、投開票が行われた補欠選挙の結果についての受け止めに応じる岸田文雄首相＝2023年10月23日午前、首相官邸　写真提供：産経新聞社

辛坊）あまりにも行き過ぎています。22日に衆・参院の補選が行われることが分かっていて、2日前の20日、岸田文雄首相が減税を与党に指示しました。その結果、補選前日の21日の朝刊各紙には、中身がほとんどないのに「減税指示」の見出しが大きく載ったわけです。これは明らかに補選向けの行動です。

岸田首相は、目先の世論や選挙にあまりにもとらわれ過ぎています。もっと大局的に決めるという姿勢が抜けています。しっかりしてほしいものです。