Have to doではなくDreamを大事にすることで人生は軽量化できる 執筆家・環境保護アンバサダー 四角大輔
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年10月31日 11時20分
黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「黒木瞳のあさナビ」(10月24日放送)に執筆家・環境保護アンバサダーの四角大輔が出演。ミニマルライフについて語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「黒木瞳のあさナビ」。10月23日(月)~10月27日(金)のゲストは執筆家・環境保護アンバサダーの四角大輔。2日目は、人生を軽量化する方法について—
黒木)新刊『超ミニマル・ライフ』では、「どうすればミニマルライフが送れるのか」ということが細かく書かれています。前作『超ミニマル主義』との大きな違いは何でしょうか?
四角)『超ミニマル主義』は、人生において大きな割合を占める仕事をどうしたら軽量化できるか、ということを中心に書きました。時短の方法や仕事のストレスをなくす方法というような、仕事術に軸を置いた本でした。
黒木)『超ミニマル主義』は。
四角)今回は仕事を軽量化したあと、いよいよ本体である人生そのもの、生活そのものを楽に軽量化していく技術をまとめました。
黒木)仕事も遊び。苦しむのではなく、楽しみながら仕事することで心が豊かになるというようなことが書かれています。四角さんは、もともとはメンタルが弱く、ガラスのハートとおっしゃっていましたよね。
四角)そうなんですよ。本当に。
黒木)「どうすれば自分を守れるか」というところから、ミニマル主義が生まれたということですが。
四角)生まれるときに死にかけて、そのあとも病弱で、小学校低学年くらいのときは気が弱く、いじめられていました。子ども心に「生きるのってこんなにしんどいのか」と思っていたのです。そのころに「どうすれば心が軽くなるのだろう」と考え始めたのがきっかけです。ない知恵を絞って、「生きているなかで辛いことはたくさんあるけれど、いちばん感動する瞬間は何だろう?」と、点で考えるようになったのです。
黒木)点で。
四角)当時は野球と釣りをやっていたのですが、野球は打ったり捕ったり走ったりと、いろいろな要素があるではないですか。瞬間で言うと、バットの芯でボールを捉えた瞬間。0.1秒にも満たないこの瞬間がいちばん感動的だなと思ったのです。
黒木)野球の場合は。
四角)「この瞬間をできる限りたくさん得て、最大化するためにはどうしたらいいのだろう」と思ったときに、練習を頑張る、毎日素振りをする、常に野球のことを考えることだと。そう生きるようになってから、だんだん楽になってきたのです。釣りで言うと魚がかかった瞬間とか。そういう点で考える癖というのは大きくて、極論を言うと、「その瞬間以外は全部いらない」と思ったのです。
黒木)でも、練習しなくてはいけないでしょう?
四角)練習はしなくてはいけないのですが、瞬間に向かう努力はまったく苦痛ではないのです。心から納得して、「これをやればあの瞬間に出会える可能性が高まる」ということですから。
黒木)感動するゴールがないものは無駄だということですね。
四角)そういう瞬間に向かわない努力、もしくは誰かに「やれ」と言われて押し付けられたり、自分の心が納得していないまま「みんながやるからやろう」ということは、やる気が起きなくてやりませんでした。
黒木)今年(2023年)の本で、「Have to doはやめましょう」と書かれていますが、「やらなくてはならないから」という仕事はやりたくないですよね。プライベートもそうですけれど。「そういうことはしてはいけない」と書かれていて、共感しました。
四角)「Have to doではなく、Dreamを大事にして欲しい」ということです。夢と言うと、皆さんこそばゆいというか、口にするのも恥ずかしいところがあると思いますが、人間の脳の構造は「楽しい」と自分が納得してやるとき、体も脳のパフォーマンスも最大化するのです。でも「嫌だな、やらなくてはいけない、しんどいな」と思っていると、どんなに頑張ってもパフォーマンスは上がりきらない。
黒木)そうですよね。
四角)遊び心なしでやるとパフォーマンスが最大化しません。「嫌だな、めんどくさいな、しんどいな」ということをできるだけ最小化して、心が踊るような、心の底からやりたいことを最大化して欲しいと思います。ただ、実際これは難しいことです。だからそのノウハウを世の中に知らせたかったのです。
四角大輔(よすみ・だいすけ)/執筆家・環境保護アンバサダー
■1970年5月25日、大阪府生まれ。ニュージーランド在住。
■1995年、新卒でソニーミュージックに入社。
■2004年、ワーナーミュージックにヘッドハントされる。
■2つのレコード会社に15年近く勤務し、アーティストプロデューサーとして活躍。
■2010年、すべてを捨ててニュージーランドへ移住。半自給自足の「森の生活」を営みながら、1年の半分近くは世界中を旅する「移動生活」を送り、グローバルノマドの第一人者と称される。
■2019年、自著の執筆に集中したいと、仕事の9割を手放して「収入半分作戦」を公言し、「移動生活」の中断を宣言。下がった収入をカバーするため、食料自給率を上げるべく「森の生活」に専念する(畑を3倍にし、果樹を追加で30本植え、海のカヤック釣りをマスターした)。
■現在は、「最もやりたいこと」である子育てに費やす時間を最大化すべく、週3日・午前中だけ働く超ミニマル・ライフを実践中。
■2023年10月、新刊『超ミニマル・ライフ』(ダイヤモンド社)を出版。
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