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「増やす先に幸せはない」 『超ミニマル・ライフ』著者が語る“幸福”への道筋

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年11月3日 11時20分

「増やす先に幸せはない」 『超ミニマル・ライフ』著者が語る“幸福”への道筋

黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「黒木瞳のあさナビ」(10月27日放送)に執筆家・環境保護アンバサダーの四角大輔が出演。ミニマルライフについて語った。

※画像はイメージです

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「黒木瞳のあさナビ」。10月23日(月)~10月27日(金)のゲストは執筆家・環境保護アンバサダーの四角大輔。5日目は、動的瞑想について—

黒木)四角さんの著書『超ミニマル・ライフ』のなかで瞑想についても書かれていましたが、私、瞑想って、できないのですよ。

四角)そういう方もいらっしゃいます。

黒木)瞑想のレッスンにも通ったのです。でも3回やってもダメで、4回目にはドッと眠ってしまいました。

四角)一般的な瞑想は、動かない「静的瞑想」と言われるものです。でも、あらゆる環境を整えて準備したけれど、できない人がいます。

黒木)「あれをやらなくては」などと、いろいろなことが気になってしまうのです。

四角)そこで、動きながら瞑想する「動的瞑想」という方向にシフトしたのです。そのノウハウを全部、今回の『超ミニマル・ライフ』に入れました。

黒木)ストレッチも瞑想になるのですか?

四角)呼吸に意識を向けて、スローな動きであれば何でも大丈夫です。本のなかではストレッチの他にヨガ、歩くくらいゆっくり走る「超スロージョグ」も紹介しています。

黒木)そのときは呼吸だけに集中するのですか?

四角)そうですね、呼吸だけに集中する。

黒木)それが瞑想になるのですか?

四角)それをやっていると、瞑想に入りやすいのです。瞑想というのは、脳がある状態になること。じっと止まったまま、その状態に持っていこうとすると難しく、入れない人も少なくありません。

黒木)そうなのですよ。

四角大輔

四角大輔

四角)でも、このスローな動作を何回も繰り返しながら一定の時間が経つと、極論を言えば、呼吸を意識しようがしまいが、自動的にその状態に入ることがわかったのです。

黒木)スローな動作を繰り返すと。

四角)スロートレーニングで運動にもなり、体にもいいということで、具体的にヨガスタジオやスポーツジムの方に監修していただきながら紹介しました。動的瞑想はどちらかと言うと、おまけくらいのコンテンツのつもりだったのですが、「これまで瞑想できなかったけれど、これで簡単に入れるようになりました」という反響をたくさんいただきました。

黒木)何分ぐらいやればいいのですか?

四角)一般的には、20分以上続ければ間違いなく入ると言われています。これを習慣化して、週に2~3回やってください。家事をしながらでもできます。

黒木)どのようにですか?

四角)洗い物や掃除機をかけたり、洗濯物を干すときなど。家事は同じ動作を繰り返すことが多いではないですか。家事はすべて瞑想だと思います。

黒木)でも、「これをやったら、次にこれをやらなくては」と思うから、私のような人は瞑想できませんね。最後に、何かお伝えしたいことはありますか?

四角)「あとがき」にも書きましたが、『「More」より「Less」……“もっともっと”よりも減らすことが大事です。「Big」より「Small」……大きなものよりも小さいことが美しいのです。「Fast」より「Slow」……速いことよりもゆっくりな方がいいのです』ということを提案しています。

黒木)ミニマルにする。

四角)増やす先に幸せはないと思っています。減らして、削ぎ落とす先にしか幸せはないと思います。「拡大成長」が永遠に続けられると、特に経済という意味で思われていますが、絶対に無理な話です。

黒木)拡大成長を続けることは。

四角)急激な拡大成長を続けてきた結果、「日本の幸福度はそこまで上がっていない」という事実もあります。ぜひ「ミニマル、減らす、削ぎ落とす」ということを意識していただきたいなと思います。

四角大輔

四角大輔

四角大輔(よすみ・だいすけ)/執筆家・環境保護アンバサダー

■1970年5月25日、大阪府生まれ。ニュージーランド在住。
■1995年、新卒でソニーミュージックに入社。
■2004年、ワーナーミュージックにヘッドハントされる。
■2つのレコード会社に15年近く勤務し、アーティストプロデューサーとして活躍。
■2010年、すべてを捨ててニュージーランドへ移住。半自給自足の「森の生活」を営みながら、1年の半分近くは世界中を旅する「移動生活」を送り、グローバルノマドの第一人者と称される。
■2019年、自著の執筆に集中したいと、仕事の9割を手放して「収入半分作戦」を公言し、「移動生活」の中断を宣言。下がった収入をカバーするため、食料自給率を上げるべく「森の生活」に専念する(畑を3倍にし、果樹を追加で30本植え、海のカヤック釣りをマスターした)。
■現在は、「最もやりたいこと」である子育てに費やす時間を最大化すべく、週3日・午前中だけ働く超ミニマル・ライフを実践中。
■2023年10月、新刊『超ミニマル・ライフ』(ダイヤモンド社)を出版。

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