「大国さま」と「大黒さま」って同じ神様なの？

あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。10月31日放送分のテーマは「縁結びの神様」です。

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「大国主大神（おおくにぬしのおおかみ）」は、縁結びの神様と呼ばれています。国づくりの最中、農業、漁業、産業、医薬の道など、私たちが生きる上で必要なあらゆる知恵を授け、多くの救いを与えたとされる神様です。

神話「因幡の白うさぎ」では、「心やさしい神様」としても知られています。サメを怒らせた末に体の皮をはがされ、泣いているウサギを見てかわいそうに思い、治し方を教えてあげた神様です。

ちなみに、「縁」という言葉は男女の縁だけでなく、生きとし生けるものが共に豊かに栄えるための「貴い結びつき」だと言われています。

諸説ありますが、大国主大神が「縁結びの神様」と言われるのは、日本の長い歴史のなかで祖先の歩みを常に見守り、目に見えないご縁を結んでいるからだとされています。

また、大国主大神は別名「大国（だいこく）さま」とも呼ばれています。七福神の1人であり、同じ読み方の「大黒さま」もいますが、「大国さま」と「大黒さま」はまったく別の神様です。