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親友の“荒れたお墓”を何とかしてあげたい、どうすれば? お坊さんが回答

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年11月6日 12時0分

親友の“荒れたお墓”を何とかしてあげたい、どうすれば? お坊さんが回答

埼玉県戸田市にある正善寺の副住職・熊原佳奈さんが、徳光和夫がパーソナリティを務めるラジオ番組『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』内コーナー「徳さんとお坊さん」(ニッポン放送・毎週土曜 朝5時51分頃~)に出演。番組リスナーから届いた、「友人のお墓参り」に関する悩みに答えた。

・神奈川県茅ヶ崎市在住 35歳男性からの質問

「早いもので、親友が亡くなってから今年で18年たちました。もちろん、毎年のようにお墓参りに行っています。とはいえ、なかなか毎月、というわけにもいきません。たまに行くと、お墓が相当に汚れてしまっていることがあります。きれいにしてあげたいのですが、私は親族ではないので、勝手にお墓を清めるのもまずいのかな、と思ってしまいます。親友のお墓を掃除しても大丈夫なのでしょうか?」

リスナーからの質問に、徳光は同調して「僕もまったく同じ経験をしていますね。親族の方がするものだから、どうなのかなと思ってしまうんです」とコメント。熊原さんも「まずは有り難いですね。本当に仲が良かった、大切なご親友だということが質問から感じます。18年、何年たっても寂しいものですよね」と温かいメールにしみじみ。

質問の「親友のお墓を掃除しても大丈夫なのか」については、「様々なご意見があると思いますが、ご友人がお墓の掃除をしても私は良いと思います」と回答。

ただし、お墓を管理している親族がいるはずなので、なにか聞かれた際や、親族と連絡が取れる間柄の場合は「お参りに来たのでお掃除もしました」と伝えると良いという。

また、友人のお墓参りする頻度は、義務的に考えるよりも「行ける時に一緒にお掃除もしよう」という心持ちで良く、熊原さんは「『ご命日だから』と思ってお墓参りしていただくのは本当に有難いご縁ですが、『お墓にお参りをしよう』と思うことすら、当たり前のことではありません。ですから、『手を合わせよう』と思った時に伺ってみてはいかがでしょうか」とアドバイス。

徳光も友人のお墓参りのことを思い返し、「なんとなく荒れていることがあるんですよ。これは本当に、仲が良ければ良いほど寂しいもので、『あんなにいい家族だったじゃないか……』と思うわけです。そうした時に『掃除をしてもいいのだろうか?』と悩んで、枯れ葉を払ったりすることがある」とエピソードを語りつつ、「非常にフレキシブルなお答えをいただきました。参考になりました」と、熊原さんの助言に感謝した。

なおこの日の放送では、大の野球好きである徳光と、趣味がバスケットボール観戦という熊原さんとで、スポーツの話で意気投合する場面も。

バスケといえば先日、男子バスケの日本代表が2024年パリ五輪の出場権を獲得して話題を呼んだ。徳光が、「すごいですよね、当然あの試合もご覧に?」と聞くと、熊原さんは「もちろん!」と即答。続けて「テレビにくぎ付けになりながら、次の日に仕事があると分かりながらも、ちょっと声がかれそうになるくらい応援していました」と笑いながら振り返ると、徳光も「いやぁ、うれしいですよね」と共感。

思わず熱っぽく語った熊原さんに、徳光は「そういう方が仏門にお入りになって、法話を聞かせてくれるというのは、なかなか無いですよね」と、親近感を覚えた様子だった。

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