ネットに蔓延する偽情報 「プラットフォーム側の規制強化も検討すべきだ」専門家が指摘
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年11月7日 17時55分
ITジャーナリスト、三上洋氏が11月7日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、辛坊と対談。インターネット上に蔓延する偽情報を巡り、「プラットフォーム側の規制強化も検討すべきだ」と指摘した。
生成人工知能(AI)を利用してつくられた岸田文雄首相の偽動画が交流サイト(SNS)上で拡散している。岸田首相にそっくりな声で卑猥な発言をさせたもので、テレビ局のニュース番組のロゴなども表示されている。海外では政治家の偽動画が世論操作に悪用される事態も起きていて、日本でも今後、対策が迫られそうだ。
三上)フェイスブックの広告として出ていました。もちろん作り手はいるのですが、そうした広告を許すフェイスブック側の管理姿勢も、いかがなものかと思います。
辛坊)フェイスブック側が把握していれば差し止められたのだけれども、把握できずに流れてしまったという感じなのでしょうか。それとも、容認しているということなのでしょうか。自動的に選別する方法はないのでしょうか。
三上)現状では、自動的に選別する方法はありません。フェイスブックをはじめ、グーグルやインスタグラムも、広告は自動プログラムのチェックです。例えば、裸や流血といったものは当然ながら駄目です。また、ヘイト表現があれば、自動的にチェックが入ります。ただし、ニュース動画の場合、自動プログラム上は偽物だと判別できません。このため、引っかからないわけです。ただ、後でその動画を見た人が報告ボタンを押せば、人間の目でチェックが入ります。
辛坊)そうなると、偽物や駄目なものを判定する機械的な仕組みを知っていれば、人間がチェックするタイミングまではどんどん流すとことは可能だということですね。
三上)現状では、可能です。
辛坊)どうしたら、防げるのでしょうか。
三上)1つできることがあるとすれば、プラットフォーム側の規制強化です。なぜなら、例えばフェイスブックの広告であれば、フェイスブック側にお金が入ってきているわけですからね。プラットフォーム側がいくら「うちは関係ない」と言ったとしても、それで金儲けをしているのだから、日本政府がある程度の規制をプラットフォーム側にかけることを検討すべきだと思います。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
103万円の壁に辛坊治郎氏「大騒ぎしないと上げられない」「政治が機能してない証左」
東スポWEB / 2024年11月28日 20時29分
-
ネット炎上レポート総集編 2024年の炎上トレンドと2025年の炎上予測
Digital PR Platform / 2024年11月26日 12時0分
-
「みんなが信じるウソ」が真実になる…「新聞離れ」「テレビ離れ」がもたらした"SNS選挙戦"の憂鬱
プレジデントオンライン / 2024年11月25日 8時15分
-
ネット偽広告対策、企業側に課題 著名人成り済ましで総務省
共同通信 / 2024年11月11日 19時13分
-
被害額最高1億円!米IT大手Metaを“国内初”集団提訴、弁護団が語る裁判のキモは
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月1日 9時26分
ランキング
-
1【釈明】自民・田畑議員「不適切な党員登録や党費の支払いは計262人」
KNB北日本放送 / 2024年11月29日 21時33分
-
2野田立民代表、所信表明は今回も「スカスカ」=国民民主は政策実現要求
時事通信 / 2024年11月29日 19時16分
-
3秋篠宮さま、59歳の誕生日 皇族数の確保策に「生身の人間なので」
毎日新聞 / 2024年11月30日 0時0分
-
4維新・馬場氏「後悔ない」=代表退任控え、涙も
時事通信 / 2024年11月29日 18時35分
-
5剣道部の同級生に暴行加え死なせた罪 元近大生に懲役3年、執行猶予4年
ABCニュース / 2024年11月29日 17時27分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください