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人生を決めた映画『サタデー・ナイト・フィーバー』 ラッキィ池田

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年11月22日 11時20分

人生を決めた映画『サタデー・ナイト・フィーバー』 ラッキィ池田

黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「黒木瞳のあさナビ」(11月15日放送)に振り付け師・タレントのラッキィ池田と振り付け師の彩木エリが出演。振り付けについて語った。

※画像はイメージです

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「黒木瞳のあさナビ」。11月13日(月)~11月17日(金)のゲストは振り付け師・タレントのラッキィ池田と振り付け師の彩木エリ。3日目は、ダンスを始めたきっかけについて—

黒木)ラッキィさんは振り付けの前にダンスをされていたのですよね。

池田)そうですね。

黒木)ダンスは映画『サタデー・ナイト・フィーバー』で目覚めたということですが。

池田)大学に入って、体育会系のバレー部に入部したのですよ。応援団に高橋さんという江戸川高校の先輩がいたのです。それで入校式に高橋さんが応援団の格好で、「おう池田、獨協大学へ来たか。待ってたぞ」と。「池田、応援団に入るだろう?」と言うのですよ。「いやいや僕ちょっと応援団は……」と思ったのですが、(中学・高校時代にバレー部だったので)「バレーボールを続けようと思っているのですよ」と言ってしまったのですね。

黒木)そんなつもりはないのに。

池田)大学に入ったらサーフィンやテニスをやって、ちょっと遊ぼうと思っていたのですが、そう言ってしまったら、「あ、そう。よかった。バレー部を紹介するから」と言われて、そのまま部室に連れていかれました。「浅野、こいつ俺の後輩だから、可愛がってあげて」と。もう、すべての夢が崩れ去って、それでバレー部に入りました。

黒木)入ってしまったのですね。

池田)バレー部に入ったのですが、ある日、中学の同級生が「池田、ディスコって知ってる?」と言うのですよ。そんな社交場があることはまったく知らなかったので、連れていってもらいました。初めてそういう社交場に行って……。

黒木)みんなが踊っていた?

池田)踊りがわからないので屈伸運動しかできませんでした。「こういう世界があるのだな」とカルチャーショックを受けて、その日から毎日、1人でディスコに通って朝までステップを習っていました。踊りがうまい人の足元だけ見て、「気持ち悪い奴だ」と思われましたね。

黒木)それがダンスの始まりですか?

池田)踊りに魅了されて、「これこそが新しい青春文化ではないか」と思いました。当時は体育会系だったので、文化系的なものはあまり好きではなかったのですが、一気に目覚めました。

左から彩木エリ、ラッキィ池田

左から彩木エリ、ラッキィ池田

黒木)ダンスは体力もエネルギーも使うので、体育会系だと思いますが。

池田)そうなのですよね。そのうちに体育会系のバレー部と折が合わなくなって、「そちらの人生を切り拓きたいな」と。

黒木)では、応援団には入らず?

池田)応援団には入らず。

黒木)ダンスに目覚めて、それからはダンス一筋なのですか?

池田)一筋です。

黒木)それでダンスが開花していくわけですね。片や、エリさんは器械体操ですよね。

彩木)そうです。

黒木)器械体操とジャズダンスはまったく違うような気がするのですけれど。

彩木)器械体操をやっていましたが、子どものころからテレビで観たピンク・レディーやキャンディーズが大好きでした。あの時代は録画もできませんでしたが、出演している番組はすべて観て、踊りを覚えました。兄弟でピンク・レディーごっこをしましたね。

黒木)でも、器械体操とダンスは違うでしょう?

彩木)違いますけれど、踊るのが好きだったのです。兄妹も多いから、親戚が来ては自分たちで踊りをみんなの前で披露していました。

黒木)踊りというのは、すごく難しいものではないですか。

池田)奥が深いですね。

黒木)踊りが上手になるコツはありますか?

池田)ないですね。愚直に頑張るしかありません。

彩木)何回も練習することですね。私たちも黒木さんが何回も練習されている姿を見て……。

池田)座組を組んだときに黒木さんが頑張るから、他のダンサーや役者たちも「これはやらなければならない」となるのですよ。

黒木)申し訳ないですよね。

彩木)私たちにとっては、ありがたいことです。こちらが言わなくても、みんなが練習してくれるから。

左から彩木エリ、ラッキィ池田

左から彩木エリ、ラッキィ池田

ラッキィ池田(ラッキィいけだ)/振り付け師・タレント

■1959年・東京都墨田区出身。
■スネークマンショーのビデオに参加したことを機に、振り付け師としてのキャリアを始める。
■舞台やコンサートに振り付け師・ダンサーとして参加する一方、芝居やお笑いにも幅を広げる。
■1980年代より独創的な発想の振り付けが各界の注目を浴び、テレビ番組、CM、映画、舞台など数えきれない程の作品を手掛ける。
■自由で形にとらわれない発想のダンスで、子ども番組でも楽しくてキャッチーなダンスを数多く提供。近年はアニメ『妖怪ウォッチ』の『ようかい体操第一』『ゲラゲラポーのうた』が爆発的人気となり、NHK・Eテレ『いないいないばあっ!』『にほんごであそぼ』ではレギュラーで振り付けを担当した。
■現在は振り付け師としての仕事はもちろん、作詞、雑誌連載、吉本総合芸能学院(NSC)の講師など、多彩なシチュエーションで活躍。

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