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『怪物の木こり』亀梨和也×菜々緒、衝撃の超刺激サスペンス

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年12月2日 11時30分

『怪物の木こり』亀梨和也×菜々緒、衝撃の超刺激サスペンス

【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1148回】

『怪物の木こり』

『怪物の木こり』

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、全国で大ヒット公開中の話題作から『怪物の木こり』と『首』をご紹介します。

『怪物の木こり』

『怪物の木こり』

映画館で観たい!『怪物の木こり』 ~止まらない狂気にドキドキ!

2019年、「第17回このミステリーがすごい!」で大賞に輝いた倉井眉介の同名小説を、鬼才・三池崇史監督の手で実写映画化した『怪物の木こり』。

サイコパスとシリアルキラーが対決するという斬新な設定のもと、超刺激的なサスペンス劇が繰り広げられます。

『怪物の木こり』

『怪物の木こり』

『怪物の木こり』のあらすじ

前代未聞の連続猟奇殺人事件が発生。それは、絵本「怪物の木こり」に登場する怪物を模した仮面を被った犯人が、斧で相手の頭を割って脳を奪い去るという、あまりにも残酷すぎるものだった。

そんな凶悪殺人犯が次のターゲットとして選んだのが、弁護士の二宮彰。しかし彼は、目的のためなら殺人さえも厭わない、冷血非情なサイコパスだったのだ。

警視庁の天才プロファイラー戸城嵐子、二宮の本性を知らない婚約者・荷見映美など、人々の思惑が交錯して、捜査は難航。事件の謎を解き、犯人の正体を暴かなければ、自分は殺されてしまう。極限状態にまで追い込まれた二宮が、逆襲に出る。

犯人は、なぜ脳を奪うのか。そして、なぜ二宮が狙われるのか……。

『怪物の木こり』

『怪物の木こり』

『怪物の木こり』のみどころ

主人公・二宮彰に扮したのは、亀梨和也。端正な顔立ちに、スタイリッシュなスーツ姿。危険な魅力を放つ“美しすぎるサイコパス”に、思わずうっとりしてしまう人も多いことでしょう。

ビジュアル的な魅力もさることながら、細やかさと大胆さを兼ね備えた演技で、多面性を持つ複雑なキャラクターを見事に演じ切りました。

共演には戸城嵐子役の菜々緒、荷見映美役の吉岡里帆をはじめ、染谷将太、柚希礼音、渋川清彦、中村獅童といった豪華メンバーが集結。どのキャラクターからも、ある種の狂気性のようなものが感じられ、その野性味あふれる演技は必見ですよ。

『怪物の木こり』

『怪物の木こり』

サイコパスを扱った映画は世界中に数多くあれど、意表を突くストーリー展開では群を抜いている本作。しかし決して、“奇をてらった作風”というわけでもないのが、この映画の面白いところ。

なかでも、“サイコパス”と“普通の人”との間を行き来するなかで、「本当の自分とは……」と自問する主人公の心情を克明に表現しているパートは秀逸で、人間ドラマとしても見応えあるものとなっています。

最後の最後まで観客を翻弄し続ける、究極のサスペンス・エンターテインメント。驚愕の結末は、スクリーンで。

『首』

『首』

コチラも映画館で観たい!『首』 ~こんなにヤバイ「本能寺の変」、観たことがない!

日本史上最大のミステリーとして、歴史ファンの間でも特に関心が高い「本能寺の変」を、北野武監督が独自解釈。戦国武将、農民、忍者、芸人。さまざまな人物たちの野望と策略を、壮大なスケールで描いた『首』。

尾張訛りで家来にパワハラを繰り返す織田信長を筆頭に、ある秘密を抱える明智光秀、実は腹黒い羽柴秀吉。天下取りに奔走する男たちは、クセ者揃いでパワフル。

北野武監督らしいバイオレンスとユーモアが随所に盛り込まれ、その作家性のなせる技に魅了されてしまうこと必至です。

戦国時代の常識、そして映画界の常識をも根底からぶっ壊す! 観る者の度肝を抜く衝撃作です。

『怪物の木こり』

『怪物の木こり』

2023年12月1日(金)から全国ロードショー
出演:亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆、柚希礼音、みのすけ、堀部圭亮、渋川清彦、染谷将太、中村獅童

原作:倉井眉介「怪物の木こり」(宝島社文庫)
監督:三池崇史
脚本:小岩井宏悦
音楽:遠藤浩二
主題歌:SEKAI NO OWARI「深海魚」(ユニバーサル ミュージック)
製作幹事・配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2023「怪物の木こり」製作委員会

『首』

『首』

『首』

大ヒット公開中

出演:ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、木村祐一、遠藤憲一、勝村政信、寺島進、桐谷健太、浅野忠信、大森南朋、六平直政、大竹まこと、津田寛治、荒川良々、寛一郎、副島淳、小林薫、岸部一徳

監督・脚本・編集:北野武
原作:北野武「首」(角川文庫/KADOKAWA 刊)
製作:KADOKAWA
配給:東宝、KADOKAWA
(C)2023 KADOKAWA (C)T.N GON Co.,Ltd.

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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