国連、ガザ停戦決議案を否決 「変わらない安保理。日本は声を上げるべきだ」辛坊治郎が苦言
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年12月11日 17時30分
キャスターの辛坊治郎が12月11日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。国連安全保障理事会(15カ国)が8日、パレスチナ自治区ガザで交戦するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルに人道的停戦の即時実施を求める決議案を否決したことを巡り、「常任理事国の拒否権によって、安保理はいつまでも変わらない。日本は安保理改革に声を上げるべきだ」と苦言を呈した。
国連安全保障理事会は8日、パレスチナ自治区ガザでの即時停戦を求める決議案を否決した。常任理事国のアメリカが拒否権を行使した。
辛坊)国連安全保障理事会の決議案に関しては、拒否権の発動が圧倒的に多いのが旧ソ連です。最近は中国も多いです。ただ、アメリカも非常に多いです。国連の加盟国は約190カ国に上ります。安保理に限っても、第2次大戦の戦勝国である常任理事国が5カ国、日本など非常任理事国の10カ国と合わせれば15カ国になります。しかし、決議案は今回、通りませんでした。常任理事国の1カ国でも反対すれば、決議案は通らない制度だからです。
この制度を変えようとすると、安保理の5カ国が全て賛成しないと無理ですから、いつまでたっても変わりません。国連がこういう組織であっていいのかと思いますね。日本のようなメジャー国が、こうした声を上げるべきです。しかし、日本では「常任理事国入りしたい」という方向性の議論が長年行われてきたために、本気で安保理を改革しなければならないという議論が盛り上がりません。
しかも、日本は最近、さまざまな意味で国際的な力が落ちてきており、安保理改革を主張する力もなくなってきています。もっと力があった時代に、きちんと主張すべきは主張しておけば、おそらく百何十カ国はついてきたと思いますよ。非常に残念です。
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