「リスナーの方のお便りに向き合う伊集院光さんの真剣さを強く感じます」箱崎みどりアナウンサー
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年12月12日 11時30分
【ニッポン放送 アナウンサーインタビュー2023<4>】
番組、イベント、デジタルメディア……ニッポン放送の様々なシーンで幅広く活躍しているアナウンサーたち。「ニッポン放送 NEWS ONLINE」編集部では、そんなアナウンサーのみなさんに日々の奮闘の“裏側”を訊きながら、今年2023年を振り返ってもらいました。4人目は、三国志からプロ野球観戦まで、多趣味な箱崎みどりアナウンサーです。
伊集院光さんのような、信頼される喋り手に私もなりたい
—この10月にスタートした「伊集院光のタネ」(火~金曜日 17:30~)では、日替わりのパートナーを務める1人ですが、伊集院さんからは“箱ちゃん”と呼ばれて、毎回トークも弾んでいますね。
「伊集院光のタネ」は、伊集院光さんが28年ぶりに担当されるワイド番組ということで、始まる前は、とても緊張しました! 私は、記念すべき第1回のパートナーを担当したのですが、実は、伊集院さんも緊張されていて! 社長はじめニッポン放送の幹部はもちろん、伊集院さんが、ニッポン放送で「オールナイトニッポン」などを担当されていた頃の、歴代のディレクターが続々とスタジオに集まってきて、放送前は、ちょっとした同窓会状態。伊集院さんも番組で仰っていましたが「伊集院くん」と呼ばれていて、先輩ディレクターたちも、伊集院さんも、若い頃に戻ったようでした。そんな雰囲気もあってか、初回はお互い緊張してのスタートでした(笑)
番組が回を重ね、私も何度かパートナーを担当する中で、強く感じるのは、リスナーの方のお便りに向き合う伊集院さんの真剣さです。番組で募集したメールテーマ「タネ」がリスナーの皆さんから寄せられたメッセージによって育って、話題が樹木のように伸びていくような番組が「伊集院光のタネ」なのですが、リスナーの皆さんからいただいたおたより、1通1通に、ご自身で向き合っていらっしゃるんです。放送中にX(旧Twitter)のタイムラインを見ていると、普段から聴いてくださっているリスナーの方だけでなく、ニッポン放送ではお見掛けしない方も来てくださっているんですが、伊集院さんの真剣さが、リスナーの方にも伝わっていて、パーソナリティとリスナーの固い絆ができているのだと感じます。私も、信頼される喋り手になりたいです。
と、気付いたら、まじめな話に(!)また花音ちゃん(前島花音アナウンサー)に比べてまじめだと言われてしまいますね……!(ほんとうは、まったくそんなことはないんですが)
夕方5時半「晩ご飯の用意をしないといけないけど、したくなくて、うだうだしながら」聴いてくださっている方が多い番組ですので、1日が終盤に入っていく時間に、肩の力を抜いて、リラックスして一緒に楽しんでください。
興奮しながら楽しんでいた『パリピ孔明』 三国志的解説記事連載は私が提案しました
—修士論文も三国志で執筆し、『愛と欲望の三国志』(講談社現代新書)も出版したほど三国志を愛してやまない箱崎さんですが、最近では「現代新書」サイトで、テレビドラマ『パリピ孔明』(フジテレビ系)の三国志ネタの解説記事の連載も手掛けましたね。
『パリピ孔明』の三国志的解説記事は、私が、あったら良いなと思うものを提案して、書かせてもらいました。この秋「ナイツ ザ・ラジオショー」では、ドラマ『VIVANT』の考察で盛り上がっていましたが、副音声というか、解説というか、話を純粋に楽しんだ後に、より深く知りたいというニーズもあると思うんです。
『パリピ孔明』は、原作漫画・アニメともに、「ここは、三国志のこういう場面を知っていると、より面白いんだよ!」とか「味わい深いんだよ!」とか「泣いた!!!」などと、心の中で大騒ぎしながら楽しんでいたので、その興奮を、皆さんに読んでいただく機会ができて、嬉しかったです。
実は、最初のうちは、いざ1話分の解説記事を書き上げてみると、編集の方に提示された文字数の倍くらいの量になってしまって……。テレビドラマなのに、細かい三国志ネタが、盛りだくさんだったんですよね。一番驚いたのは、小説『三国志演義』の後半に出てくる毒の泉「禿竜洞(とくりょうどう)」! 聞き取れなくて、録画を3回巻き戻して、やっと分かりました。
私は、日本で三国志がどう愛されてきたかを、ずっと調べているんですが、最近、“最新のメディア、流行のメディアに取り入れられている”ことに気が付きました。お芝居や、ゲーム、マンガにドラマ。『パリピ孔明』は、最先端のクラブミュージックが取り入れられ、流行の異世界転生ものの一種でもあります。三国志を追っていくと、日本のカルチャーも分かってしまう、かもしれないなと。
今回、『パリピ孔明』のドラマを通して、三国志好きの俳優さん、三国志をリスペクトしている作り手の方が、たくさんいらっしゃることが分かりました。2024年は、ラジオを舞台に、三国志好きが集う「三国志サミット」のような番組をやってみたいです!
和傘が、炎天下の撮影で心強い味方に……
—そんなお仕事の合間にニッポン放送の“ご近所”で撮影した写真が満載の「ニッポン放送 アナウンサーカレンダー 2024」。今回の撮影は、いかがでしたか?
今年も猛暑続きでしたが、撮影も暑い日でした。オフショットにも出てくる和傘は、撮影の小道具という以上に、炎天下のお庭で心強い味方になってくれました。久し振りに少し遠出してのロケだったので、公園の水の流れや、日影なども、気分が変わって涼しい気分になりましたね。
印象的だったのが、旅行に来ていた外国のご家族にお声がけいただいたこと! 「ラジオ局のアナウンサーが、来年のカレンダーを作っている」と拙い英語で説明していたら、ご家族の中に日本で働いている方がいらっしゃって、日本語が通じたという(笑)その方は、いつも自分が働いている日本を、旅行に来たご家族に案内している最中だったそうなのですが、記念に、カレンダーができたら故郷のご家族に送ると仰ってくださいました。
だんだん、身近なところでも、行動範囲が広がったり、旅行に行けるようになったりと、2024年は、さらに変化が増えると思いますが、国際交流が背後に隠れた(?)「ニッポン放送 アナウンサーカレンダー2024」に、たくさん予定を書き込んで、活用していただけたらと思います。
2024年になれば、期間限定番組「伊集院光のタネ」は、折り返し。春になれば、プロ野球も「ショウアップナイター」も始まります! 2024年も、ニッポン放送と一緒に過ごしてくださいね。
—
1986年11月12日生まれ 東京都出身 さそり座、o型。東京大学大学院 総合文化研究科(超域文化科学専攻)修士課程修了。現在の主な担当番組は『伊集院光のタネ』、『うどうのらじお』ほか。趣味は、読書、プロ野球観戦、お笑いを見ること、お城めぐり、各国料理を食べること。
ブログ: 箱崎みどりのすっぴんトーク
twitter:@midori_hakozaki
Instagram:@midori_hakozaki
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