「食の楽しさ」と「健康」を届ける。管理栄養士を目指す東京家政学院大学の学生とランパンプスが座談会!
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年12月15日 15時0分
受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
全国の受験生を応援する『おうえんしナイト』。
前回に引き続き、東京都千代田区の東京家政学院大学から、管理栄養士を目指す在学生とランパンプスの座談会の様子をお届けいたします!
――本日は東京家政学院大学の在学生と座談会をしていただきます。参加してくださるのは人間栄養学部人間栄養学科の二年生の大島さんと前原さんです。
大島:大島です。よろしくお願いします。
前原:前原です。よろしくお願いします。
寺内:初めまして。吉本興業のランパンプス寺内です。
小林:小林です。よろしくお願いします。早速ですが、東京家政学院大学を志望した理由から教えていただけますか?
大島:高校生のときには管理栄養士を取ることを決めていたんですけど、その先の就職活動をどうしようかなと考えていたときに、色々な進路に対応してくださる学校を探していて、HPを見て、この大学に決めました。それと、東京家政学院大学は都心にあるので、飲食店が多かったり、夜でも人通りが多いので、安心して通学できるなと思ったのも理由の1つです。
寺内:アクセスが良い学校ですよね。
小林:千代田区だもんね。
寺内:そもそも、なんで管理栄養士になろうと思ったんですか?
大島:祖母の入院がきっかけなんです。祖母は食べることが好きだったんですけど、お肉が食べにくかったりなど、辛い思いをしていたので「食事が好きなようにとれる環境になったらいいな」と思って管理栄養士という仕事を目指し始めました。
寺内:入院中のおばあちゃんを見て「食事の仕事いいな」って思ったんだ。素敵だねー。
前原:私も似たような理由になるんですけど――
寺内:おばあちゃん?
前原:おばあちゃんじゃないです(笑)。私も、もともと管理栄養士が取れる学科がある大学に進みたくて、その中でオープンキャンパスなどの雰囲気を見て、この大学にしようと思いました。オープンキャンパスの時に学食も利用させてもらったんですけど、それが通っていた中学校の給食の雰囲気に似ていて美味しかったんです。給食関係にたずさわりたいと考えていたので、それも動機の1つですね。
寺内:管理栄養士になりたかったら、そりゃ学食も気になるよね。
小林:おじさんは、給食なんてしばらく食べてないなー。
寺内:でも、給食も世代で全然違うんじゃない? 我々の時は脱脂粉乳とか――
小林:そんな時代じゃないから!
小林:お二人は、どういう受験の方法だったんですか?
大島:私はとりあえず総合型選抜を受けさせてもらって、一次まで通ったんですけど、そのタイミングで高校の指定校推薦型選抜の校内選考が通ったので、総合型選抜を辞退して、指定校推薦型選抜の合格をいただきました。あと、東京家政学院大学にはKVAスカラシップ選抜(注:2024年度は一般選抜A方式1期(KVAスカラシップ型))という受験方式があって、授業料が免除になる制度なんですけど、それを受けるために、もう一度受験したのと、一応、大学入学共通テスト利用選抜も試してみたくて受けました。
寺内:え? じゃあ全部で4回受けたってこと?
大島:はい(笑)。1回でよかったんですけど。
寺内:オーバーキルすぎるって(笑)。ちなみに総合型ってなんですか?
大島:自己紹介文を書いたり、食に関しての課題文があって、それについて調べて、提出して、面接をしました。
前原:私は一般選抜と大学入学共通テスト利用選抜で入学しました。
寺内:ちゃんと勉強したんだ。
大島:私も大学入学共通テスト受けましたよ(笑)。合格してたんですけど、受験料も払っていたから、ちょっと受けてみたくて、雰囲気とか知りたかったし……軽い気持ちで受けました(笑)。
小林:受かってるけど、受けてみようかなってね……ふざけるなよ(笑)! みんな真面目にやってんだよ!
大島:でも、めっちゃ勉強しました(笑)。
小林:どういう風に受験勉強されましたか?
大島:あんまり真面目に勉強してこなかったんですけど――
寺内:なんで真面目に勉強してないのに4回も試験受けんのよ(笑)。おかしいって!
小林:大島さん変な人だね(笑)。
大島:総合型選抜と指定校推薦型選抜は、校内選考だったり、課題があったりしたので、その文章を考えるのが難しくて、ずっと国語の先生とやりとりをしていました。でも、国語の先生が途中で辞められてしまったので、そこからは文通でやりとりをさせていただいていました。
寺内:相談してる途中で先生辞めちゃったの?
大島:非常勤の先生だったんです。違う先生に変わっても、元々お世話になっていた先生に一緒にやってもらいたくてお願いしたんです。
小林:なんで文通なの? メールで良くない?
大島:メールも考えたんですけど、先生がちょっとご高齢の男性だったので、筆を取ったほうが楽だと思って。
寺内:勝手に若い人を想像してたんだけど、おじいちゃんで辞めちゃう非常勤講師っているんだね。
大島:その時、私たちの国語の先生がなかなか決まらなくて、その先生が引き受けてくださったんです。雰囲気がすごく良くて、大変お世話になりました。
小林:ループタイとベストのカーディガン着てた?
寺内:おじいちゃん先生にそのイメージあるけど(笑)。
大島:着てました!
寺内:あ、そうなんだ(笑)。
小林:俺の知ってるじじいと一緒かもしれない!
寺内:「じじい」って言うなよ! 絶対にお前の知ってる先生じゃないんだから!
大島:(笑)。その先生に食に関する課題文の添削などをしてもらっていました。やっぱり授業の知識だけでは足りないなと思ったので、学校の図書館にある食に関する本を全部読んで、それで色々考えて書きましたね。
寺内:どんなの書いたか今でも覚えてる?
小林:忘れてるよね?
大島:覚えてます(笑)。国連とか世界的な飢餓の問題を書きました。
寺内:高校生で! すごいじゃん!
前原:私は、ひたすら模試と大学入学共通テストの過去問解いて、わからなかった問題をノートに書き写して、その分野を教科書で見直したりして、分からないことをひたすら潰していく勉強をしていました。
小林:「ザ・受験勉強」って感じだね。
寺内:得意不得意はあったんですか?
前原:現代文が得意でした。どの志望校でも必要だった生物の勉強が結構遅れてしまいましたね。暗記だったので、あとから頑張ったんですが、その分、英語が間に合わなくなってしまったりとかありましたね。
小林:受験勉強は大変だったと思うんですけど、息抜きの方法はどんなでしたか?
大島:コロナ禍だったので、思い出が作りにくくて「友達と息抜き」みたいなことが難しかったので、デジタルカメラを持ち込んで、授業中に写真を撮ってたんです。
小林:授業中はダメだろ!
大島:許可は取りましたよ(笑)。撮った写真をみんなで見返して「ちょっとひと休みしよう」みたいに他愛のない会話をすることが息抜きでした。今でもその写真は見返します。
寺内:その写真が素敵な思い出になったんだね。
前原:私は塾が本当に嫌いで……地元の駅のそばにあるんですけど、駅を3周くらいしてから行ってたんです。
小林:神社でよくある「こういう回り方してください」みたいな?
寺内:え? 息抜きを聞いてるんだよ?
前原:その時にだけ、好きな音楽を聞いたり、ぼーっとしたりしてたんです(笑)。
小林:辛い辛い! 前原さんの息抜き辛くなるよ!
寺内:入りたくない塾に入る前に、駅を3周歩くときに聴く音楽が息抜きだったと(笑)。切羽詰まってたね。よく頑張ったよ。
小林:振り返ってみて受験勉強の時に「もっとこうしてれば良かったな」と思う事はありますか?
大島:私は高校二年生からオープンキャンパスに行ったりして受験を考え始めたんですけど、もっと早めに進めておけば良かったかなと思っています。
寺内:えー、二年生でも早いように感じるけどね。
大島:他にも同じ資格が取れる大学がたくさんあるので、色々と検討する時間もあったらよかったなと。あ、東京家政学院大学に入ったことを後悔しているとかじゃないですよ。
小林:受験勉強を始めるというよりは、大学や進路の情報をもうちょっと集めておいたほうが、もっとよかったなと。確かに情報はあった方がいいもんね。
前原:私は、現代文が一番得意だったんですけど、大学入学共通テストの本番では、現代文って一日目の最後の科目なので、もう集中力が切れていて……思ったより結果が振るわなかったんです。だから、集中力が続くような勉強をしいてれば良かったなと感じました。あと、栄養系の学科なので、包丁の扱いがもっと出来るようになっていたら良かったなって思いますね。
寺内:テストで実技があるわけじゃなくて、入学してからってことだよね?
前原:はい。授業で調理をするので。 大学で名前入り包丁をもらうので、毎日バッグに入れて通っています。
小林:職質されたらどうするの(笑)?
大島:終わります(笑)。
寺内:でも、ちゃんと包んであるから大丈夫だよ。みんな同じものを持ってるから、分かりやすいようにラメ入れるとかダメなの?
前原:不衛生なんでダメです(笑)。名前が入っているのでそれで見分けられます。
小林:お魚捌いたりするの?
前原:一年生の前期のテストが三枚おろしでしたよ。
小林:いいなー。お魚捌くの習いたいんよね。
大島:今日は次の授業で餃子を作ります。
小林:餃子だったら俺だって作れるよ!
前原:皮から作るんですよ!
小林:あ、皮は作れない!
寺内:楽しそうだな。調理実習は、週に何回ぐらいのペースであるの?
前原:2年生の前期は週1回で、「食品をこう調理したらこう変わる」みたいな理論を学ぶ「調理学実験」なんです。
大島:後期はこのあとの調理実習と別の日に給食の大量調理の実習があります。
前原:二年の後期には20人ぐらいで、100食近く作ります。
寺内:コロナ前は作ったものを販売していたって前回、広報さんに聞いたけど、今はどうしてるの?
前原:クラス全員と隣のクラスにも食べてもらって、午後はクラスが入れ替わります。
寺内:結構食べるね!
前原:1日2食、食べます(笑)。
小林:入学すると、料理をちゃんとやるわけじゃん? 管理栄養士として自分のお店を出してみたい、とか芽生えたりしないの?
前原:グループワークで自分の担当箇所が人の評価にも影響するから「ミスしちゃいけない」って、気持ちで、調理をしているので、今のところはないですね。
寺内:中高の時からお家でお料理はしてたの?
大島:そういう人は多いですね。私もそうだったんですけど、スイーツを作っている人だったり、夜ご飯、朝ご飯をどっちも作ってる人も結構います。中には家族の分を全部作ってから大学に来たりとか、大学から帰ってから家族の分まで夜ご飯を作る人もいて、そういう人に比べるともっと頑張らないとなって思っちゃいます。
小林:お二人はバイトとかしてる? やっぱ調理なの?
前原:いえ、キッチンじゃないです。ホールでもないですね。
寺内:キッチンでもホールでもないってことはエリアマネージャーってこと?
前原:飲食店じゃないんです(笑)。
大島:私は飲食店なんですけど、ホールですね。私のまわりでは意外とキッチンの人は少ないんですよ。
寺内:そうなんだ! 面白い大学だなー。知らないことが多い。
小林:入学する前と、した後のイメージの違いがあれば教えてください。
大島:私は中高一貫校で、ずっと同じ友達と過ごしてきたので、大学に入って新しい友達を作れるか不安でした。先生方と関係を作るのも難しいかなと思っていたんですけど、実習が多いので、クラスメイトと仲良くなれるし、クラスの垣根を超えて「学年全体でやっていこう」っていう雰囲気もありました。先生方もすごく親身になって、いろいろ話を聞いてくださるので、授業と関係ない話を休み時間にしに行ったりとかできていますね。
寺内:良い環境だねー。
大島:「学友会」という生徒会みたいなものをやっているんですけど、学生からの意見を募って、その意見をどう反映させていくかを考えていた時に、理事長や学長が「学生の意見を聞きたい」っておっしゃってくださって。「大学を変えていく」じゃないですけど、大学や学生のために自分ができることがあるなんて思ってなかったので、そこはイメージが変わりましたね。すごく今楽しいです!
前原:私は、入る前は栄養系の大学って課題がいっぱいあって、遊ぶ時間もないのかなとか思っていたんですけど、想像よりも自由な時間がありました。その分、自分で計画して勉強していかないと置いてかれるなって感じます。
寺内:自主性を試されるんだね。
小林:縦の繋がりもあるんですか?
大島:いろんな学年が受けられる共通科目があるんですけど、そこでアドバイスをしてもらっています。あと、私はバドミントンサークルに入っているんですけど、顧問の先生が「たこ焼きパーティーしよう」って言ってくださったりするので、先輩後輩と会う機会が増えましたね。
小林:将来の夢や展望をお聞かせいただけますか?
大島:さっき、祖母の話をさせていただいたんですけど、そういう人に寄り添って、食事内容とかを提案して提供できる管理栄養士になりたいです。
前原:私は食事で自分の体が変わっていくっていうのがすごく面白いなって思っていて、そういう事を通して「食の楽しさ」と「健康」を届けられる管理栄養士になりたいです。
小林:最後に今、頑張っている受験生にメッセージをお願いします。
大島:私の学部は「絶対、管理栄養士の国家試験に受かろう」という情熱を持ってる人が沢山いて、先生方がしっかりとサポートをしてくださるので、すごく良い環境に身を置けていると思っています。そんな環境にいる自分を想像しながら、受験勉強を頑張ってほしいです。
前原:受験勉強は辛いと思うんですけど、あまり興味がない分野でも、理解すると楽しかったり、知ること自体が楽しかったりするので、辛いことの中に楽しさを見つけて頑張ってもらえたらいいなって思います。
寺内:「辛い」を「楽しい」に切り替えるってことだね。今日行ったお寺の住職さんと同じこと言ってるね。70歳過ぎてる住職と同じことを言えるなんてすごいよ。達観してるね!
前原:(笑)。
小林:本日はありがとうございました。
学生:ありがとうございました。
――さて、東京家政学院大学で管理栄養士を目指す学生のお話を聞いてみてどうでしたか?
寺内:二人とも管理栄養士を目指していて、朗らかで優しい学生でした。校色が現れてるなーって感じましたね。
小林:高校生の時から管理栄養士を目指してたって言ってたもんね。意識高いよね。
寺内:めちゃくちゃ意識高いよ。受かってるにも関わらず4回試験を受けたんだから(笑)。
小林:あれはギネスじゃないですか(笑)?
寺内:それまでのギネス記録が3回だった気がする(笑)。あと、塾行きたくなさすぎて音楽聞いている時が唯一の息抜きっていうのも面白かったね。
小林:駅3周するって儀式だよね(笑)。各々違うキャラクターだけど、同じクラスで仲良しっていうのがいいよね。
寺内:クラス同士とか、縦のつながりも含めてアットホームな大学だと思いました。
小林:管理栄養士として頑張ってほしいですね。
寺内:たしかに! 国家資格取得、応援してます!
さて、次回は『おうえんしナイト』は「小林さんの時事能力検定本番スペシャル」として、実際に小林さんが受験に挑戦する姿をレポートいたします! 受験生と共に頑張るランパンプスを応援してください!
<東京家政学院大学・千代田三番町キャンパス>
住所:〒102‐8341 東京都千代田区三番町22
『おうえんしナイト』では頑張る受験生を応援すべく、リスナーの皆様からのご意見や情報を募集しております。ランパンプスの二人に取材してほしい“あなたの街のおすすめスポット”や“合格祈願にまつわるスポット”など受験生に役立つ情報を特設サイトまでお寄せください。
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