東京五輪談合事件 大会組織委元次長に有罪判決 見えない「再発防止」の動き
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年12月14日 11時35分
![東京五輪談合事件 大会組織委元次長に有罪判決 見えない「再発防止」の動き](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/nipponhoso/nipponhoso_483820_0-small.jpg)
東京地裁に入る大会組織委員会大会運営局元次長の森泰夫被告=5日午前、東京都千代田区(代表撮影)
内閣官房参与の宮家邦彦と数量政策学者の高橋洋一が12月13日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。東京オリンピック・パラリンピックをめぐる談合事件について解説した。
![東京地裁に入る大会組織委員会大会運営局元次長の森泰夫被告=2023年7月5日午前、東京都千代田区(代表撮影) 写真提供:産経新聞社](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2023/12/10000000000000098099_20231213120720096704_P230705000205RS.jpg)
東京地裁に入る大会組織委員会大会運営局元次長の森泰夫被告=2023年7月5日午前、東京都千代田区(代表撮影) 写真提供:産経新聞社
五輪運営局元次長・森泰夫被告に判決
12月12日、東京オリンピック・パラリンピックをめぐる談合事件で、独禁法違反の罪に問われた大会組織委員会の大会運営局元次長・森泰夫被告に対し、東京地裁は懲役2年、執行猶4年の有罪判決を言い渡した。
飯田)裁判長は「発注者側の幹部としての影響力を背景に受注調整を主導し、中核的な役割を担った」と述べています。森被告は既に容疑を全面的に認めており、弁護士も情状酌量を求めていたそうです。
受注調整等は当然、法律に触れるところがありました。他方、初公判では起訴事実を認めつつ、森被告は被告人質問のなかで「大会で大きな混乱が生じていた」と述べています。弁護側も「失敗が許されない大会で準備が遅れるなか、大会成功への期待や重責を一身に背負い犯行に及んだ」とし、寛大な判決を求めていたそうです。
一般競争入札だと不調になるか、あるいは赤字覚悟で入札しても、工期が遅れてしまっては怖い。一方で随意契約になれば、それはそれで各方面から批判にさらされる可能性があり、この人がいろいろなものを背負いこんでしまったのではないか、とも指摘されています。もちろん法に触れたところは申し開きもできませんが。
再発防止をどうするのか
宮家)いかにも日本的な問題だと思います。光り輝くオリンピック・パラリンピックの対外的なイメージと、一方では国内に闇がある。このギャップというか……。政治資金の話で霞んでしまった感じですが、非常に重要な問題です。執行猶予付きの有罪が出たこと自体はいいかも知れませんが、再発防止をどうするのかが私には見えません。
飯田)入札不調になってもいけない。ある意味でこの人が開き直り、「いまの仕組みであれば当然遅れます」と言えたらよかったのかも知れませんが、そういうわけにもいかなかった。
高橋)いまはプロポーザル方式など、いろいろ方法があるのですが、そういうことは考えつかなかったのでしょうか。
飯田)仕組みとしては、別の方法もあったかも知れない。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1小池都知事演説中、ビラ投げつけ容疑で男逮捕 選挙妨害疑いで捜査
産経ニュース / 2024年7月6日 20時42分
-
2関東以西の26都県に熱中症警戒アラート 今日7日(日)対象
ウェザーニュース / 2024年7月7日 5時50分
-
3強豪・東洋大ボクシング部員が詐欺に関与か、リーグ戦を出場辞退…「個別事案であり部の活動は停止しない」
読売新聞 / 2024年7月6日 18時49分
-
4大手回転寿司チェーンが抱える“ジレンマ”。「ひと皿100円均一」からの脱却も、“強みを失う”結果に
日刊SPA! / 2024年7月7日 8時53分
-
5都知事選、投票続く=過去最多56人が立候補
時事通信 / 2024年7月7日 16時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)