米バイデン政権が中国と「ミサイル実験の相互通告」検討
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年12月14日 17時30分
内閣官房参与の宮家邦彦と数量政策学者の高橋洋一が12月13日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。米バイデン政権が検討に入った米中間のミサイル実験の相互通告について解説した。
アメリカが中国とミサイル実験の相互通告を検討
飯田)バイデン政権が、中国とミサイル発射実験を事前に相互通告する仕組みをつくる検討に入ったようです。お互いに話し合うこと自体はいいことですか?
宮家)もちろんそうです。相互通告が問題なのではなく、これはあくまで入り口なのです。いま中国の核戦力は急速に米露に近付いており、数百発だったところから、おそらく1000~1500発まで増えると言われています。
飯田)核弾頭の数が。
宮家)そうなると、いままでのような米露の独占状態ではなく、三すくみになるのですよ。ますます核の抑止が難しくなります。だからアメリカはいま、中国と核の問題を話したくて仕方がないのです。昔の米ソのように安定を図りたいから。ところが、それを中国が拒否してきたので、アメリカは「検討している」と秋波を送っているわけです。中国がこれに乗るのであればまだいいけれど、乗らなければ危険な状態になる可能性があります。
危なくて中国への投資などできない
飯田)米中は経済でも角を突き合わせていますものね。
高橋)経済安全保障があるから、だんだん離れつつあるとは思います。日本企業だって、向こうに行ってしまったら社員が拘束される可能性があるのです。
飯田)アステラス製薬の社員が拘束されています。
高橋)投資どころではないですよ。以前から予想されていましたが、危ない状況になってきていますから。
飯田)一方で、習近平政権は「海外からの投資を呼び込みたい」と言っています。
高橋)無理だと思います。拘束された場合、普通の国なら捕虜交換のような交渉ができるけれど、日本はできません。いくらお願いしても帰って来ないでしょう。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
中国が不当拘束したアメリカ人…3人解放 米国務省
日テレNEWS NNN / 2024年11月28日 4時15分
-
APEC首脳会議の習近平主席「トランプ氏再登場」を意識した言動目立つ
RKB毎日放送 / 2024年11月18日 14時57分
-
米中首脳会談 バイデン氏、露防衛産業支援や台湾周辺での軍事活動に懸念伝える
産経ニュース / 2024年11月17日 17時15分
-
「予測不能な男の再登板」ウクライナ・ガザ・中台・朝鮮半島・・・世界の安全保障の気になる行方は?
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月13日 14時16分
-
中国の台湾戦略、そして尖閣戦略は その5(最終回) 中国の核の脅しと日本の麻痺
Japan In-depth / 2024年10月31日 17時0分
ランキング
-
1財源明確化、国民民主に求める=年収の壁で「論点」提示―自公両党
時事通信 / 2024年11月28日 16時5分
-
2「僕は無実です。独房で5年半くじけずに闘い続けて良かった」2歳女児への傷害致死罪に問われた父親に『逆転無罪判決』
MBSニュース / 2024年11月28日 18時25分
-
3194キロ衝突死、懲役8年判決…当時少年の男に危険運転致死を適用
読売新聞 / 2024年11月28日 15時40分
-
4原発の汚染水処理めぐり12億円を詐取か…64歳の会社役員の男を逮捕 架空の発注があったかのように装った疑い
MBSニュース / 2024年11月28日 19時40分
-
5闇バイトで金銭トラブルか 留学生を監禁・恐喝未遂容疑で中国籍5人逮捕 警視庁
産経ニュース / 2024年11月28日 13時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください