ポチ袋の「ポチ」って何？

あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。12月28日放送分のテーマは「ポチ袋」です。

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お年玉を渡すときに欠かせないのが「ポチ袋」です。お年玉を始め、チップや心付けなど、少ない額のお金を渡すときに使われます。もともとは芸者や芸妓、旅館で働く方などに対し、お客さんが心付けを渡す際に使われていた袋だそうです。

「ポチ袋」という名前の由来は諸説あります。例えば、ポチ袋は子ども用のお年玉袋であり、高額のお金を入れるものではありません。そのため、「わずかな・少ない」という意味で「これっぽっちの小銭を入れる袋」が縮まり、「ポチ袋」になったとする説があります。

また関西では、「少しだけ」や「ちょっと」という意味で「ぽちっと」という言葉が使われています。そこから「ぽちっとの袋」の意味で「ポチ袋」になったという説もあり、もともとは関西の文化だったポチ袋が「お年玉袋」として全国に広まった……とも考えられています。

また、「ぽち」には「小さい点」という意味があることから、ポチ袋は漢字で「点袋」とも書かれます。いずれにしても、ポチ袋の「ぽち」は「粗品」と同じように、謙遜の表れとも考えられるそうです。