「作り笑い」でも効果があるの？ 笑顔と免疫アップのメカニズム

あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月3日放送分のテーマは「笑顔の種類」です。

※画像はイメージです

笑顔には大きく2種類あります。1つは口角が上がり、目尻が下がり、目元にシワができる笑顔で、本物の笑顔・魅力的な笑顔とされる「デュシェンヌ・スマイル」です。

もう1つは口角を上げるだけの笑顔で、作り笑顔や作り笑いと呼ばれる「ノンデュシェンヌ・スマイル」です。

「デュシェンヌ」という言葉は、19世紀フランスの医師・神経学者のデュシェンヌ氏から付けられているそうです。意識して「デュシェンヌ・スマイル」の形……口角を上げ、目尻にシワができるように笑うだけで、気持ちがポジティブになり、健康面や精神面に効果があると言われています。

アメリカ・カリフォルニア大学では30年にわたる調査の結果、学校のアルバム写真でデュシェンヌ・スマイルを見せている人ほど、その後の人生で成功を収め、幸せや満足度が高いことがわかったそうです。

また、笑うことで免疫細胞である「ナチュラルキラー細胞」が活性化し、免疫力がアップすると言われています。ラジオで面白い話を聴いたり、お笑いやテレビ番組、映画を観る際など、1人で笑っていても効果があるそうです。

加えて、たとえ作り笑い（ノンデュシェンヌ・スマイル）であっても、免疫力アップにつながると言われています。