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あの、尾崎世界観から楽曲の意図を聞き感極まる「なんでこんなにわかってくれるんだろう」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年12月19日 11時50分

あの、尾崎世界観から楽曲の意図を聞き感極まる「なんでこんなにわかってくれるんだろう」

12月12日(火)深夜、アーティストのあのがパーソナリティを務めるラジオ番組「あののオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週火曜27時~)に、クリープハイプの尾崎世界観がゲスト出演。尾崎があのに楽曲提供した『普変』の制作裏話が明かされた。

anoの1stアルバム『猫猫吐吐』に収録された『普変』の制作秘話を語るあのちゃん(左)と尾崎世界観(右)

anoの1stアルバム『猫猫吐吐』に収録された『普変』の制作秘話を語るあのちゃん(左)と尾崎世界観(右)

12月13日にリリースされるanoの1stアルバム『猫猫吐吐』に、尾崎が作詞作曲した『普変』が収録されている。かねてから尾崎を敬愛していたあのは、尾崎の『普変』に込めた想いを聞き、感極まる場面があった。

尾崎:(あのが)当時からアイドルとして活動しながら、熱狂的なファンがいるのも知ってたし、どうしようかなと考えたときに、(『普変』は)ファンの人のために、あのさんのファンに向けた曲を作ろうと思って。

あの:ええ!

尾崎:曲は割とシンプルに昔の感覚を思い出して作って、歌詞を書くときに、自分も「声が変だ」と言われるし、そういうことを書くのはもちろん前提であって、

あの:うん。

尾崎:その曲の中の「たまらなく愛しいから そばで笑っててね この先に何があってもずっと 守ってあげる」っていう歌詞が、ファンの人たちに向けて歌ってるようなイメージで作ったんです。

あの:!!!

尾崎:これはすごく歌ってほしくて。そこのメロディーだけ、尖ってる曲の中でちょっと変えてて。その感じ、どうですか?

あの:はい……。ぼくのファンも聴いててちょっとヤバいんじゃないかな。ぼくもすごく歌ってて(そう感じて)。ヤバい、泣いちゃいそう。

尾崎:あはは(笑)。

あの:そのパートがめっちゃ好きで。「なんか、すごくぼくだな」って思っちゃったし、ファンの人に対しても、ぼくが普段、感謝の気持ちじゃないですけど、色々な本当のところって言わないから、それをここだけで全てを伝えられる気がしちゃうというか、強くなれるというか。パワーがめちゃくちゃあるなと思って。

尾崎:他のところは外向きに尖った感じで書いていて。でも、そういう内面を見せるのは、本当に一瞬だけで良いと思ってて。それがここだったと思って。

あの:はい。

尾崎:それを自分で歌ってても「しっくりこないな」と思ってたけど、ちゃんと完成したものを聴いたときに、「やっぱり間違ってなかったな」と思ったし、伝わってたらいいなと思いますね。

あの:最初に尾崎さんから仮歌で送られて聴いたとき、本当にぼく、ちょっと1人で泣きましたね。「なんでこんなにわかってくれるんだろう」って。言葉の力というか、尾崎さんが出す言葉ってすごく力もあるし、本当に面白かったりもするし、パワーがあるから、信頼の上でオファーをしていたけど、それを超えてきちゃって。

楽曲『普変』には、あののファンに対するメッセージを込めていたという尾崎に、深く共感して涙を浮かべていたあの。

さらに、自身にとって『普変』は、「本当の居場所のところにロープを引っかけて離さないで居てくれるもの」で、“命綱”のような存在だと例えたあの。その後発表した楽曲『ちゅ、多様性。』などを振り返り、「『普変』があったから、いろいろな曲をできてるんだと思います」としみじみ語っていた。

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