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卓球・平野早矢香 「日々前進」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年1月9日 14時59分

卓球・平野早矢香 「日々前進」

1月8日(月)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。

ゲストは平野早矢香。
1985年栃木県生まれ。5歳で卓球を始めると、2004年の全日本卓球選手権大会シングルスで初優勝。国際大会でも大活躍し、五輪には2008年北京大会、2012年ロンドン大会と2大会連続出場。ロンドン大会では福原愛、石川佳純と共に団体戦で史上初の銀メダルを獲得した。
2016年に引退後、現在は後進の指導やスポーツキャスターとして卓球の普及のため活動中。
2022年~公益財団法人日本卓球協会理事。

毎回ゲストに頂いている「リスナーの将来に活きるような、前向きで未来に残したい」とっておきの言葉『To you word』。

平野の『To you word』は・・・

『日々前進』

平野:小さい頃から同世代は才能あふれる選手が多くて、もちろんロンドン五輪で一緒に戦った福原愛さんとか石川佳純さんもそうなんですけど、同世代の中で天才的というか10年に1人の天才だね、とか将来この子は全日本チャンピオンになって五輪に出場できるよね、っていう選手がわりとたくさんいる世代でした。でも自分はその中では鈍くさくてなかなか日本一も…。小学生の時は一度も日本一になったことがなかったので、周りの選手と自分を比べるというのをすごく惨めに感じてました。人と比べるのが自分の中ですごく嫌だったので、昨日の自分と今日の自分を比較するというか、昨日の自分に勝つ、でないですけど昨日よりも少しでも成長できるように、ということをモットーにやってきました。まずは昨日よりも前進する、昨日よりも成長する、っていう気持ちでこの「日々前進」という言葉を大切に現役生活を送ってきました。

青木:なるほど。何かと人って、自分と他人を比べがち、ですもんね。

平野:そうなんですよ。自分が意識していなくても、なんかそういうのを気にしちゃうっていうか。

青木:わかります。しかも、自分がその人より優れているところよりも、劣っているところの方が目につきやすいというか、そういうふうに思いがちですね。

平野:はい。なので小さい頃は横の卓球台を見たら、あの子はあの技術を教えてもらったら簡単にできちゃうのに、なんで私はこんなにできないんだろう、みたいな。そういうことも多かったんですけど、できるだけ、周りの選手と自分は比較の対象としない、ということを決めた時にちょっと楽になったと言いますか。なんなら、昨日の自分だったら勝てる気がする、とか思えるようになったところからも「日々前進」という言葉が大事だと感じてきました。

青木:自分がやるべきことをやっていたら、気が付いたら周りを超えているかもしれないということですね。皆さん、「日々前進」でがんばっていきましょう。

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