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地震に乗じたSNSの偽情報、詐欺行為の見分け方は? 「投稿者のプロフィルを冷静に見て」専門家が呼びかけ

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年1月9日 18時45分

地震に乗じたSNSの偽情報、詐欺行為の見分け方は? 「投稿者のプロフィルを冷静に見て」専門家が呼びかけ

ITジャーナリストの三上洋氏が1月9日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。能登半島地震に伴い、会員制交流サイト(SNS)上で偽情報や詐欺行為が横行していることに触れ、真偽の見分け方について「投稿者のプロフィルを冷静に見てほしい」と呼び掛けた。

能登半島地震 倒壊したビル=2024年1月7日午後5時37分、石川県輪島市(彦野公太朗撮影) 写真提供:産経新聞社

能登半島地震 倒壊したビル=2024年1月7日午後5時37分、石川県輪島市(彦野公太朗撮影) 写真提供:産経新聞社

三上)地震発生の直後から、SNS上では偽情報などが流れていました。X(旧ツイッター)でも地震発生の3、4時間後には、救助要請の投稿が出ていましたが、よく見るとプロフィルがアラビア語のものがありましたし、過去の投稿を見ると全く関係のない宣伝投稿をし続けているものもありました。また、調べてみると住所が存在しない救助要請も山ほどありました。

辛坊)それらは誰が投稿しているのでしょうか。

三上)よく分からないのですが、海外からの投稿ではないかというのが一般的な見方です。

増山さやかアナウンサー)目的は何なのでしょうか。

三上)お金になるからです。実は昨年8月から、 Xで収益化ができるようになりました。基準は3カ月で概ね500万閲覧です。結構、大変な数字です。

辛坊)きついですね。

三上)かなりきついです。10万ほどフォロワーがいる人が1万、2万とバズった投稿がいくつもあるような状態でないと、お金にはならないです。ただ、結構な小銭稼ぎにはなります。しかし、金稼ぎを目的に適当な住所を入れたり、他人の救助情報をコピペしたりするなんて、人命がかかった局面ではとんでもない行為です。

一方、「PayPay(ペイペイ)で募金してください」といった詐欺行為も現れています。手口としては、最初に救助要請をして、数時間後には「助けてもらった」と発信したうえで、「PayPayで私に支援金を送ってください」という具合です。そして行為を非難されると、アカウントは削除されます。こうした非常に悪質な行為をする人がたくさんいます。

辛坊)詐欺行為に引っかからないよう注意する方法、つまり見分け方はあるのでしょうか。

三上)冷静に、その人のプロフィルを見にいくことです。プロフィルが日本語であるとか、過去の投稿から日本で本当に生活していることが分かることが、1つの判断基準になると思います。プロフィルをゆっくり見ることで、大半は真偽を見分けられるはずです。

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