地震に乗じたSNSの偽情報、詐欺行為の見分け方は? 「投稿者のプロフィルを冷静に見て」専門家が呼びかけ
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年1月9日 18時45分
ITジャーナリストの三上洋氏が1月9日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。能登半島地震に伴い、会員制交流サイト(SNS)上で偽情報や詐欺行為が横行していることに触れ、真偽の見分け方について「投稿者のプロフィルを冷静に見てほしい」と呼び掛けた。
三上)地震発生の直後から、SNS上では偽情報などが流れていました。X(旧ツイッター)でも地震発生の3、4時間後には、救助要請の投稿が出ていましたが、よく見るとプロフィルがアラビア語のものがありましたし、過去の投稿を見ると全く関係のない宣伝投稿をし続けているものもありました。また、調べてみると住所が存在しない救助要請も山ほどありました。
辛坊)それらは誰が投稿しているのでしょうか。
三上)よく分からないのですが、海外からの投稿ではないかというのが一般的な見方です。
増山さやかアナウンサー)目的は何なのでしょうか。
三上)お金になるからです。実は昨年8月から、 Xで収益化ができるようになりました。基準は3カ月で概ね500万閲覧です。結構、大変な数字です。
辛坊)きついですね。
三上)かなりきついです。10万ほどフォロワーがいる人が1万、2万とバズった投稿がいくつもあるような状態でないと、お金にはならないです。ただ、結構な小銭稼ぎにはなります。しかし、金稼ぎを目的に適当な住所を入れたり、他人の救助情報をコピペしたりするなんて、人命がかかった局面ではとんでもない行為です。
一方、「PayPay(ペイペイ)で募金してください」といった詐欺行為も現れています。手口としては、最初に救助要請をして、数時間後には「助けてもらった」と発信したうえで、「PayPayで私に支援金を送ってください」という具合です。そして行為を非難されると、アカウントは削除されます。こうした非常に悪質な行為をする人がたくさんいます。
辛坊)詐欺行為に引っかからないよう注意する方法、つまり見分け方はあるのでしょうか。
三上)冷静に、その人のプロフィルを見にいくことです。プロフィルが日本語であるとか、過去の投稿から日本で本当に生活していることが分かることが、1つの判断基準になると思います。プロフィルをゆっくり見ることで、大半は真偽を見分けられるはずです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
やす子、能登半島地震後のSNS発信の意図説明「体を温めれる方法が伝われば」 自衛隊式防災術伝授
ORICON NEWS / 2024年11月23日 15時24分
-
【防災】生活に不可欠なSNS…災害時の情報収集や発信・連絡手段として有益も真偽不明情報に要注意(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年11月21日 17時49分
-
男鹿半島で大型ヘリコプターを使った初の避難訓練 大地震で道路の寸断など地域の孤立を想定
ABS秋田放送 / 2024年11月20日 18時29分
-
警察庁、全国の情報通信部に訓練徹底指示 能登地震教訓に災害時の通信環境維持狙う
産経ニュース / 2024年11月18日 6時0分
-
鳥取県、偽情報対策を導入へ 分析システムで拡散検知
共同通信 / 2024年11月5日 19時17分
ランキング
-
12025年に思い出が消える!?「ビデオテープが見られなくなる」問題【THE TIME,】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月27日 9時0分
-
2輪島市など震度5弱、住民不安「電柱倒れるのでは」…元日とは別の断層の可能性
読売新聞 / 2024年11月27日 21時54分
-
3東京・文京区のマンション火災で2人死亡、火元は猪口邦子参院議員宅…夫と娘1人と連絡取れず
読売新聞 / 2024年11月28日 1時11分
-
4国民民主・玉木氏、異例の官邸訪問=石破首相に原発新増設を要望
時事通信 / 2024年11月27日 20時9分
-
5出品者に情報提供求める=アマゾンジャパンの独禁法違反―公取委
時事通信 / 2024年11月27日 19時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください