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倒産件数、2年連続増加 「ゾンビ企業が市場からの退場を強いられている」辛坊治郎が解説

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年1月16日 19時30分

倒産件数、2年連続増加 「ゾンビ企業が市場からの退場を強いられている」辛坊治郎が解説

キャスターの辛坊治郎が1月16日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。2023年の企業倒産が4年ぶりに8000件を超え、2年連続で増加したとのニュースに触れ、「ゾンビ企業が市場からの退場を強いられている」と解説した。

※イメージ

東京商工リサーチが15日発表した2023年の企業倒産は、前年比35.2%増の8690件となり、4年ぶりに8000件を超えた。増加は2年連続で、増加率はバブル崩壊後の1992年以来31年ぶりの高さだった。

辛坊)倒産企業が増加している背景には、物価が上がったことにより物を製造しようとすると仕入れに多額のコストがかかる一方で、そのコスト高を売り値に転嫁できないという事情があります。また、人手不足も背景の1つです。

さらに、ゾンビ企業の存在があります。新型コロナウイルスの流行により、実質無利子、無担保の中小企業向け「ゼロゼロ融資」で多くの企業が生き延びてきました。持論ですが本来であれば、例えば3%の金利も払えないような無能な経営者は市場から退場すべきだと考えています。そうでなければ、経済の新陳代謝が起きないからです。

こうしたゾンビ企業は、従業員の給料も上げられなければ、日本の未来にもプラスにはなりません。ところが、政策的にゾンビ企業は生き延びてきてしまいました。

ただコロナ禍が明け、「ゼロゼロ融資」の返済が本格化したのが打撃となり、倒産企業が増えているわけです。金利は非常に低いのですが、その低い金利ですら払えないゾンビ企業が今、続々と市場から退場を強いられているということです。

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