米共和党候補選で「トランプ圧勝」に導いた「意外な支持層」
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年1月17日 17時35分
米アイオワ州デモインで演説するトランプ前大統領(アメリカ・アイオワ州デモイン)
ジャーナリストの佐々木俊尚が1月17日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。米共和党候補選で圧勝したトランプ前大統領について解説した。
アメリカ大統領選、共和党候補選でトランプ氏圧勝
共和党の候補者選びがスタートしたアイオワ州の党員集会で、トランプ前大統領が他の候補者に大差をつけて勝利した。トランプ氏は51.0%の得票率だった。
佐々木)トランプ氏は77歳ですが、すごいですよね。一方でバイデン氏は81歳なので、超高齢の大統領選挙です。
飯田)そうなっていますよね。
佐々木)トランプ氏は、いろいろなところで告発されて裁判を起こされています。アメリカのテレビ局の調査を見ると、「仮に有罪判決を受けたらどうするのか」という質問に対し、共和党支持者の約60%が「有罪判決を受けても支持することに変わりない」と答えています。また、2割近くが「有罪判決を受ければ、さらにトランプ氏を支持する可能性が高くなる」と答えているのです。つまり司法から訴追されればされるほど、支持率が高くなるかも知れない。この調査を見ると「狂信的な支持者ばかりではないか」と感じますが、意外にそうでもないのです。
「トランプ氏支持」は白人エスタブリッシュメントに対する批判から
佐々木)もともと、学歴の低い白人層がトランプ前大統領の支持者だと言われていますが、共和党支持者のなかで、女性も53%くらいがトランプ氏を支持しているのです。いわゆるインテリ女性層にも支持が食い込んでいる。そう考えると、前回トランプさんが当選してからバイデンさんの時代を経ても、やはりアメリカでは、白人エスタブリッシュメントに対する批判が根強く残っているのだなと感じます。根本的な問題を解決しない限り、この状況は変わらないのではないでしょうか。
飯田)根本の部分はトランプ前大統領の個性ではなく、別にあると。
佐々木)「格差社会に対する怒り」のようなことではないかと思うのです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1建築火災の専門家「密閉的な空間で放火されたらどうしようもない…」札幌すすきの“ガールズバー”爆発火災 火を放った疑いの41歳男性と20代女性従業員の間で交際トラブルも
北海道放送 / 2024年11月27日 19時56分
-
2玉木氏「パフォーマンスなので」 企業・団体献金の禁止めぐり 国民民主が野党協議欠席
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月27日 18時21分
-
3出品者に情報提供求める=アマゾンジャパンの独禁法違反―公取委
時事通信 / 2024年11月27日 19時31分
-
4斎藤元彦知事の代理人、PR会社経営者の投稿は「事実を盛っている」…広報全般を任せた「事実ない」
読売新聞 / 2024年11月27日 20時27分
-
5国民民主・玉木氏、異例の官邸訪問=石破首相に原発新増設を要望
時事通信 / 2024年11月27日 20時9分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください