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京アニ放火殺人 青葉真司被告に死刑判決、責任能力認定 「日本では検事判断で『刑事責任能力なし』として起訴しないケースが多くある」辛坊治郎が解説

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年1月25日 19時15分

京アニ放火殺人 青葉真司被告に死刑判決、責任能力認定 「日本では検事判断で『刑事責任能力なし』として起訴しないケースが多くある」辛坊治郎が解説

キャスターの辛坊治郎が1月25日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。36人が死亡、32人が重軽傷を負った2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人罪などに問われた青葉真司被告の裁判員裁判の判決公判が同日、京都地裁で開かれ、増田啓祐裁判長が被告の刑事責任能力については「心神喪失でも心神耗弱でもなかった」として完全責任能力を認定し、求刑通り死刑を言い渡したことを巡り、「日本の司法では、検事の判断で『刑事責任能力なし』として、そもそも起訴しないケースが多くある」と解説した。

判決公判に出廷した青葉真司被告=2024年1月25日午前、京都市中京区の京都地裁[イラスト・松元悠氏] 画像提供:時事通信社

判決公判に出廷した青葉真司被告=2024年1月25日午前、京都市中京区の京都地裁[イラスト・松元悠氏] 画像提供:時事通信社

2019年、京都市伏見区の「京都アニメーション」の第1スタジオで、ガソリンをまいて火をつけ、社員36人を死亡させ、32人に重軽傷を負わせたなどとして殺人や放火などの罪に問われていた青葉真司被告に対し、京都地裁は25日、求刑通り死刑判決を言い渡した。

辛坊)この裁判の判決見通しについては当初から、無罪か死刑しかあり得ないと考えられてきました。なおかつ、無罪になる可能性は極めて低いとみられていました。

メディアは、精神鑑定が行われて裁判で精神鑑定の結果を決めると報じてきました。しかし日本の司法では、裁判が始まって心神喪失で無罪になるケースは年間1、2件で、ほとんどありません。一方、検事の判断で「刑事責任能力なし」として起訴しないケースが年間何百件もあります。つまり検事の判断で、そもそも裁判にしないケースが多くあるということです。

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