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ソフトボール・長﨑望未 どん底から脱出するためには?

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年2月6日 14時59分

ソフトボール・長﨑望未 どん底から脱出するためには?

2月5日(月)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。

ゲストは長﨑望未。
1992年愛媛県生まれ。小3からソフトボールを始め、中学生の時に全国大会出場。京都西山高校に進学後、1年時インターハイ優勝。卒業後2011年からトヨタ自動車女子ソフトボール部に所属し、1年目から新人賞、本塁打王等四冠に輝いた。
日本代表の主力としても活躍、世界選手権に3回出場。2020年11月引退。
現在、女子ソフトボール世界最高峰のJD.LEAGUEブランドアンバサダーとして競技の普及やアパレル、YouTube等多岐に渡って活動中。

今回、長﨑にソフトボールで使用するボールについて教えてもらった。

長﨑:野球は、高校生まではバットは金属、それ以降(プロ野球、社会人、大学など)は木製になりますけど、ソフトボールはバットはずっと金属製。ボールが変わります。高校生まではゴムボールで柔らかいものを使います。

青木:飛びそうですね。

長﨑:はい。大学生とか実業団は革のボール、野球の硬球みたいに硬いボールを使います。

青木:選手にその影響は?

長﨑:あります。ゴムボールでは成功していたピッチャーで革のボールに変わると通用しなくなる選手もいます。逆に芽が出ていなかった選手が、革のボールになって良くなることもあります。重さはそんなに変わらないんですけど、革になると縫い目もあって指への負荷もすごいので。

また、長﨑は現役時代、スランプになった時の経験も語ってくれた。

長﨑:実業団に入団して2年目で精神的なスランプ、そこから技術面もスランプに陥ったことがありました。もうソフトボールを辞めようかな、くらいに。脱出できたきっかけがあります。客観的に自分を見て、今まで色々な方と関わってきて、その方たちは私だけの時間じゃない時間も過ごしているじゃないですか。自分が成長できた中で、一緒に過ごしてきた方は私のために時間を使ってくださったじゃないか、と考えると今ここで辞めてしまうのは申し訳ない、という想いが急にふっと芽生えて。いったん客観的に自分自身を見ることができて、このままじゃいけないな、って思ってから練習に力が入り始めて、やっと普段通りのプレーに戻れました。

青木:当時は何歳ですか?

長﨑:高卒で入団したので、20歳の時です。

青木:20歳?その年齢で自分を客観的に見ることや誰かに感謝することもありましたけど、そんな悩んだ時にそういう考えにはぽっと出てこないと思います。すごい。

長﨑:けっこう追い込まれていました。18歳で四冠、って10年ぶりくらいの快挙だったそうで嬉しかったけど、ひがみ、とまでいかないけど聞きたくない声もあったので。直接耳にも入って、賞なんか獲らなきゃ良かったって思ったこともありました。

青木:でもそこから立ち直れたんですよね。私がその状況だったら文句ばかり言っていると思います(笑)

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