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今宮神社に「奉納された竹串」使用? 「あぶり餅」に込められた願い

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年3月20日 11時25分

今宮神社に「奉納された竹串」使用? 「あぶり餅」に込められた願い

あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。3月13日放送分のテーマは「あぶり餅」です。

※画像はイメージです

「あぶり餅」は、京都・今宮神社の門前菓子として知られています。きな粉をまぶした一口サイズの餅を竹串に刺し、炭火で丁寧にあぶって、白みそのタレをかけたものです。

今宮神社は平安時代の994年、京都で流行した伝染病を鎮めるために建てられました。その際、人々はさまざまなものを御供えとして献上しましたが、なかでも神社に祀られる「神鏡」を形取った白い丸餅は、神聖な霊を宿すと考えられていたそうです。その神聖な餅をあぶり、無病息災や子孫繁栄・長寿などを願って食べていました。

その後は、今宮神社への参詣の帰りにあぶり餅を食べると「無病息災や厄除けのご利益がある」とされ、いまに伝わっているそうです。あぶり餅に使われる竹串は、今宮神社に奉納されたものを使っているとか。

そんな今宮神社の参道には、あぶり餅をつくっているお店が2軒あります。1軒は「一文字屋和輔」(通称:一和)。創業は今宮神社が建てられた6年後、西暦1000年です。もう1軒である「かざりや」の創業は、江戸時代初期の1637年です。

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