「パンの耳」「パンの切り込み」の正式名称って何？

あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。3月18日放送分のテーマは「意外と知らない正式名称」です。

※画像はイメージです

意外と知らない正式名称の1つに、「食パン」があります。実は「食パン」は略語で、正式な名前は「主食用パン」です。海外ではパンが主食であることや、美術のデッサンで使うパン（消しパン）と区別するために使われたと言われています。

食パンの外側……一般的に「パンの耳」と呼ばれる部分は「クラスト（crust）」が正式名称です。ちなみに内側の白い部分は「クラム（crumb）」と言います。

食パンなどの袋を閉じる留め具にも名前があり、「バッグ・クロージャー」……一般的には「クロージャー」と呼ばれています。アメリカ企業「クイック・ロック」の創設者であり、エンジニアのフロイド・パクストンが考えた名称です。日本では埼玉県にある「クイック・ロック・ジャパン」がバッグ・クロージャーを製造しています。

またフランスパンなど、表面が固めのパンに入っている切り込みは「クープ」と呼びます。クープはオーブンで焼く直前、2次発酵したあとのパン生地に入れられます。役割としては「生地をふくらませる」「火の通りを助ける」「蒸気の通り道になる」「ひび割れを防ぐ」「見た目をよくする」などの働きがあります。