『変な家』間宮祥太朗×佐藤二朗、間取りに隠された謎を追え！

【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね　第1168回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X（トーキョー シネマ クラウド エックス）」。

今回は、3月15日公開の『変な家』『FLY！／フライ！』をご紹介します。

『変な家』

映画館で観たい！『変な家』　～これを観ると、あなたの家の間取りも気になってくる！？

春は、お引越しのシーズン。進学や就職、転勤などで新たな住処を探していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介する映画『変な家』は、家の間取りにまつわる物語。白い仮面をかぶった謎の人物・雨穴（うけつ）による投稿動画から生まれた書籍を元に、奇想天外なミステリー映画が誕生しました。

『変な家』

『変な家』のあらすじ

“雨男”の名前で活動している、オカルト専門の動画クリエイター・雨宮。彼はある日、マネージャーから購入予定の家についての相談を受ける。それは、どうにも“変”だという間取りのこと。

そこで雨宮は、自身のオカルトネタの提供者である偏屈設計士・栗原の意見を聞いてみることに。間取りと向き合っているうちに、奇妙な違和感を覚える栗原。その“違和感”から、彼はある恐ろしい仮説を導き出す。

そのころ、問題の家の近所で死体遺棄事件が発生して……。

『変な家』

『変な家』のみどころ

主人公の雨宮役は、間宮祥太朗。そして栗原役は、佐藤二朗。人気の出ない動画クリエイターとミステリー好きの設計士という、一風変わった凸凹コンビを阿吽の呼吸で好演しています。

共演にはCreepy NutsのDJ松永や石坂浩二、斉藤由貴、髙嶋政伸、根岸季衣、瀧本美織、長田成哉といった個性的なキャスティングが実現。

また、“変な家”の間取りに心当たりがあるというヒロイン・宮江柚希を演じたのは、川栄李奈。そのミステリアスな存在感からは目が離せませんよ。

『変な家』

ストーリーを追いながら間取りの図面をじっくり見ていくと……。はい、確かに違和感を覚えます。そして映画を観ている最中なのに、何だか背後に“何か”がいるような気配がして、背筋がゾクッとするような恐怖を感じます。

それなのに、スクリーンから目が離せない！　人にとって家というものは生活の基盤となる場所だけに、本作で描かれている恐怖に、よりリアリティを感じることでしょう。

果たして、不可解な間取りの裏に隠された驚愕の真実とは。新感覚のミステリーを存分に味わって。

『FLY！／フライ！』

コチラも映画館で観たい！『FLY！／フライ！』　～7年ぶりにオリジナルキャラクターが誕生！　イルミネーション最新作

大ヒット映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を手がけたアニメーション・スタジオ、イルミネーションの最新作。

渡り鳥なのに一度も移動をしたことがないカモの一家が、初めての大移動を決意。目指すは、カリブ海の輝く楽園・ジャマイカ。まだ見ぬ南の島へ、レッツ・フライ！

目的地までの3000kmは、思いがけない出会いとトラブルの連続。父ガモのマック、母ガモのパム、兄妹ガモのダックスとグウェン。それぞれが逞しく成長していく様子が、生き生きと描かれています。

一緒に空を飛んで旅しているかのような臨場感を味わえるのも、本作の醍醐味。ファミリーで楽しんで欲しい春休みムービーです。

『変な家』

『変な家』

2024年3月15日（金）から全国東宝系にてロードショー
出演：間宮祥太朗、佐藤二朗、川栄李奈、長田成哉、DJ松永（Creepy Nuts）、瀧本美織、根岸季衣、髙嶋政伸、斉藤由貴、石坂浩二

原作：雨穴「変な家」（飛鳥新社）
監督：石川淳一
脚本：丑尾健太郎
音楽：小島裕規 “Yaffle”
主題歌：アイナ・ジ・エンド「Frail」（avex trax）
制作プロダクション：TOHOスタジオ、共同テレビジョン
(C)2024「変な家」製作委員会
配給：東宝

『FLY！／フライ！』

『FLY！／フライ！』

（同時上映『ミニオンの月世界』）
2024年3月15日（金）から全国ロードショー
製作：クリス・メレダンドリ
監督：バンジャマン・レネール
脚本：マイク・ホワイト
日本語吹き替え版：堺雅人、麻生久美子、ヒコロヒー、黒川想矢、池村碧彩、羽佐間道夫、野沢雅子、関智一、鈴村健一
日本版主題歌：マカロニえんぴつ「月へ行こう」

原題：Migration
(C)2023 UNIVERSAL STUDIOS. ALL Rights Reserved.
配給：東宝東和

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者：八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/