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新日本プロレスはなぜ「棚橋弘至社長」になってV字回復したのか

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年3月25日 11時20分

新日本プロレスはなぜ「棚橋弘至社長」になってV字回復したのか

黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「黒木瞳のあさナビ」(3月18日放送)にプロレスラーで新日本プロレス社長の棚橋弘至が出演。プロレス世界の素晴らしさについて語った。

棚橋弘至

棚橋弘至

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「黒木瞳のあさナビ」。3月18日(月)~3月22日(金)のゲストはプロレスラーで新日本プロレス社長の棚橋弘至。1日目は、新日本プロレスの選手兼社長であることについて—

棚橋)新日本プロレス100年に1人の逸材、そして社長の棚橋弘至です。

黒木)棚橋さんは2023年12月に社長に就任し、新日本プロレスをV字回復させました。

棚橋)2000年代は少しビジネスが下がったのですが、そのときチャンピオンになり、ぐっと盛り上げまして。ひとえに私のおかげかなと。

黒木)選手兼社長が誕生したのは19年半ぶりだそうですね。

棚橋)藤波辰爾さん以来ですね。

黒木)藤波さんもまだ現役ですか?

棚橋)現役です。

黒木)すごいですね。おいくつなのですか?

棚橋)藤波さんは70歳ですね。

黒木)それでも現役でできるものですか?

棚橋)プロレスは節制次第ですね。食事を考え、体力を維持する。それでも体力は落ちるのですが、技術は高まるので戦えているのではないかと思います。

黒木)最近、藤波さんと対戦なさったそうですが、やはり70歳の方だと遠慮する部分もありますか?

棚橋)プロレスの競技でガッと組むことを「ロックアップ」と言うのですが、試合が始まって組んだ瞬間、力が強くて押されたのです。他のレスラーでも、そのようなことはあまりないのですが、そのときは完全にスイッチが入りましたね。

棚橋弘至

棚橋弘至

黒木)棚橋さんは40代ですが、長く現役を続けられるのがプロレスなのですね。

棚橋)他のスポーツに比べたら長いですね。

黒木)体力維持は大変ではないですか?

棚橋)食事面と運動面、両方とも対策しないといけません。そしてピークの状態を試合時に持っていく必要があります。

黒木)体だけでなく、モチベーションもそうですよね。なおかつ棚橋さんは社長ですが、どのようにバランスを取っているのですか?

棚橋)いままではレスラーとして、試合のない時間は練習に充てられたのですが、いまはまだ試合にフルで出ているので、平日に試合がないときは出社する感じです。練習時間の確保が大変で、休みがなくなりましたね。

黒木)しかし、プロレスって大変ではないですか?

棚橋)大丈夫です。私は生まれたときから疲れたことがないので。

黒木)ご自分でも「カッコいいところしか取り柄がない」とおっしゃっていましたが。

棚橋)悪いところがなくて。

黒木)その自己肯定感の強さは、どこから生まれるのですか?

棚橋)プロレスのビジネスが下がって、会場でもなかなかファンが来てくれなかったり、集まっても盛り上げきれないなかで、「大丈夫。俺ならできる」と信じてやり続けるしかなかったのです。そのときにメンタルは鍛えられました。

黒木)そのような時代があったからなのですね。

棚橋)冬の時代がありました。

黒木)逆に、そのとき活躍なさっていたから耐えられるのかも知れませんね。

棚橋)いまはたくさんのファンに来ていただき、会場も盛り上がっていて、感謝しかありません。「いまの若い選手や日本のトップ選手は羨ましいな」と思いながらやっています。

黒木)休みがないとおっしゃっていましたが、選手のときと社長のときでは、考えることが違いますよね?

棚橋)選手のときはいちばんになりたいので、いまだったらIWGP世界ヘビー級チャンピオンベルトを目指しています。ただ、社長としては全体を見なければいけないので、「レスラー棚橋と社長棚橋が2人いるような感覚で、わけて見てください」と言っています。レスラーとして試合に出ているときや試合後のコメントは、レスラー棚橋の口から出ています。いまは社長棚橋が喋っています。

棚橋弘至

棚橋弘至

棚橋弘至(たなはし・ひろし)/プロレスラー・新日本プロレス社長

■1976年、岐阜県生まれ。
■立命館大学法学部時代にレスリングを始め、1999年、新日本プロレスに入門。10月、真壁伸也(現・刀義)戦でデビュー。
■2003年に初代U-30無差別級王者となり、その後2006年に団体最高峰のベルト、IWGPヘビー級王座を初戴冠。第56代IWGPヘビー級王者時代には、当時の歴代最多防衛記録であるV11を達成した。
■またプロレスラーとして活動する一方で、執筆の他、テレビ番組等に多数出演。2018年には映画『パパはわるものチャンピオン』で映画初主演。2016年にはベスト・ファーザー賞も受賞した。
■愛称は「100年に1人の逸材」。
■2023年12月、新日本プロレス新社長就任を発表。

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