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自分の顔を実験台にして開発した化粧材 株式会社ルチア代表取締役・東田雪子

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年4月1日 11時20分

自分の顔を実験台にして開発した化粧材 株式会社ルチア代表取締役・東田雪子

黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「黒木瞳のあさナビ」(3月25日放送)に株式会社ルチア代表取締役の東田雪子が出演。頭皮ケア、育毛について語った。

東田雪子

東田雪子

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「黒木瞳のあさナビ」。3月25日(月)~3月29日(金)のゲストは株式会社ルチア代表取締役の東田雪子。1日目は、化粧品やヘアケア商品の開発を始めた理由について—

黒木)株式会社ルチアは創業34年の育毛専門メーカーです。ヘアケア製品やスキンケア商品の製造販売を手掛け、頭皮エステサロンも展開されています。最初にエステティシャンを経験し、それから株式会社ルチアを設立なさったそうですが、なかでも育毛という分野に特化されたのはなぜですか?

東田)私は化粧水もつけたことがないまま結婚して、子どもが3人生まれました。ある日、ふと顔を見たらシミだらけで「何とかしたい」と思ったのですが、当時はまだエステティシャンではなかったため、まったく知識がありませんでした。

黒木)専業主婦でいらっしゃった。

東田)そのころエステティックサロンができたので行ってみましたが、ダメだったのです。

黒木)消えなかったのですね。

東田)それで「よし、だったら自分で消してやれ!」と思い、エステティシャンになりました。

黒木)いまはシミがまったくないですものね。化粧品もつくられていますが、なぜ育毛を始めたのですか?

東田)ある日、髪の毛を上げたら白髪が群生していたのです。これをなくしたいと思い、ヘアケアを始めました。

黒木)「自分で育毛剤をつくってみよう」と。

※画像はイメージです

東田)書物を読んで、いろいろなお医者様に話を聞き、すぐに答えが出ました。とても簡単で、実際に皆さん毛が生えているのに「なぜみんなわからないのだろう」と思いました。

黒木)でも、書物で勉強してからも、商品開発をしなくてはいけないですよね。大変ではなかったですか?

東田)案外そうでもないのです。エステティックを始めて、「髪と肌の主成分は一緒」という知識は持っていました。肌荒れがひどいお客様は髪も痛んでいるのです。そういうときは、余った化粧材をお客様の髪の根元にすりこんだりしていました。

黒木)顔に使って余ったものを、髪の毛の根元にすりこんでいたのですね。

東田)それがすごくきれいになるものだから、評判を聞いて遠方からもお客様がいらっしゃるようになりました。あとは料理と一緒ですね。「あれを入れよう、これを入れよう」と自分の顔でテストを行い、「これでよし」という感じで。

黒木)顔も髪も、まず自分を実験台にしたのですね。

東田)そうです。化粧品の原料・材料の成分は2000種類ぐらいあるのですよ。最初のうちは1つずつ試していたのですが、きりがないから「あとはインスピレーションでやってやろう」となりました。

黒木)それが成功したわけですね。

東田)そうですね。何をどのぐらい入れるのかは自分の顔でテストしました。大変だったけれど、楽しかったです。

東田雪子

東田雪子

東田雪子(ひがしだ・ゆきこ)/株式会社ルチア代表取締役

■1988年、社団法人日本厚生協会認定1級健康美学、エステティック技能士資格取得。名古屋市東区にてサロン・ド・エステティック・ルチア開設。
■1989年、第3回サンテ・エステティシャンコンクール優勝。1990年、エステティックスペシャルカウンセラー資格取得。高い技術で人気店に。同年、株式会社ルチアを設立し、育毛への研究開発に着手。
■1992年、国際芸術文化賞美容部門受賞。
■1995年、育毛剤、ルチアブランド「ノヴェルモイ」完成。髪に関する専門書を多数執筆。最新刊は『日本人 手間とお金をかけてハゲになる』。

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