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祝・結婚! 藤森慎吾さん チャラ男だけじゃない! 魅力全開の映画出演作3選

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年5月6日 11時50分

祝・結婚! 藤森慎吾さん チャラ男だけじゃない! 魅力全開の映画出演作3選

【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1178回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

5月1日、オリエンタルラジオの藤森慎吾さんが結婚を発表。大型連休を楽しんでいる方も多いなか、突然飛び込んできたおめでたいニュースに、日本中が驚きと祝福モードに包まれました。

お笑い芸人としてはもちろん、ミュージシャン、司会者、そして俳優としても活躍。様々なフィールドで才能を発揮し続けている、藤森慎吾さん。ニッポン放送では「オリエンタルラジオのオールナイトニッポンR」や「藤森慎吾の有楽町サウナクラブ supported by sauna」などに出演。パーソナリティとして欠かせない存在です。

また俳優業においては、話題の映画・ドラマに出演。共演者からも一目置かれる存在感を放っています。

そこで今回は、藤森慎吾さんの映画出演作とともに、俳優としての魅力に迫ります。

藤森慎吾  ~映画『闇金ウシジマくん Part3』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』のキャスト発表会見より

藤森慎吾  ~映画『闇金ウシジマくん Part3』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』のキャスト発表会見より

映画『闇金ウシジマくん Part3』 俳優・藤森慎吾の素養が開花した一作

相方・中田敦彦さんと共にオリエンタルラジオを結成。彗星のごとく、日本のお笑い界に降臨した藤森慎吾さん。軽快なリズムに乗せた「武勇伝」ネタの斬新さに、当時は話題騒然となりました。

わずか芸歴1年で担当することになった「オリエンタルラジオのオールナイトニッポンR」では、生放送中にコンビでガチ喧嘩を繰り広げるなど、「オールナイトニッポン」の歴史にも数々の“武勇伝”を残しています。

また2016年には、RADIO FISH名義で発表した楽曲「PERFECT HUMAN」が大ブレイク。念願の「第67回紅白歌合戦」への出場も果たしました。

その一方で、俳優としても着実にキャリアを積み重ねている藤森さん。現在放送中の連続テレビ小説「虎に翼」では、念願の朝ドラデビュー。ヒロインのお見合い相手のひとりである、ニューヨーク帰りのインテリ男性を好演して話題となったことが記憶に新しい人も多いのはないでしょうか。

藤森慎吾  ~映画「闇金ウシジマくん Part3」より  (C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん3」製作委員会

藤森慎吾  ~映画「闇金ウシジマくん Part3」より  (C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん3」製作委員会

ところで、藤森慎吾さんと言えば“チャラ男”キャラ。「きみ、かわうぃ〜ね!」とハイテンションで語りかけるキャラクターは、ウザさとともに愛嬌たっぷり(褒め言葉です!)。いまでは、藤森さんの代名詞のようになっています。

そんな藤森さんの映画出演作で、私、八雲ふみねが特に印象に残っているものと言えば、映画『闇金ウシジマくん Part3』。真鍋昌平による人気コミックを原作に、山田孝之を主演に迎えてドラマ・映画化。
闇金業者・カウカウファイナンス社長の丑嶋馨を軸に、債務者たちの欲望や転落を描いた大ヒットシリーズ。その劇場版3作目にあたります。

本作で藤森さんが演じたのは、妻帯者でありながら不倫とキャバクラ通いを繰り返し、借金生活に陥るサラリーマン加茂守。キャスト発表会見では「女性にだらしないという面では“チャラ男”に共通する部分もある」と、自身が演じた役どころを分析。女性に溺れ、闇金に手を出してしまう男の中に潜む“闇”をリアルに体現しました。本作を通じて、俳優・藤森慎吾の素養が一気に開花したと言っても過言ではないでしょう。

「七つの会議」より ※写真手前に写っているのが、新田雄介役の藤森慎吾  (C)2019映画「七つの会議」製作委員会

「七つの会議」より ※写真手前に写っているのが、新田雄介役の藤森慎吾  (C)2019映画「七つの会議」製作委員会

『七つの会議』 錚々たる演技派俳優とも堂々と渡り合う!

“クズな男”を演じさせたらピカイチ!そんな風に言われると、ご本人としては決して気持ちの良いものではないかもしれませんが、俳優・藤森慎吾の怪演を楽しめるのが『七つの会議』。

企業犯罪を扱った池井戸潤のベストセラー小説を映画化したクライム・ミステリーです。主演は、狂言師の野村萬斎。池井戸作品ではおなじみの豪華な俳優陣が集結し、その熱すぎる演技合戦が話題となりました。

藤森さんが演じた都内中堅メーカーの経理部課長代理・新田雄介は、プライドが高く、社内では犬猿の仲である営業部の粗探しに執着しているという、いわゆる“クズ男”。しかも女性社員に怒号を飛ばすなど、ストーリーが進めば進むほど、どんどんクズっぷりが上がっていくという筋金入りの“クズ”という役どころ。これまでの藤森さんのイメージとは随分違った印象のキャラクターですが、そんな“ミスター・クズ男”を見事に演じきった藤森さん。劇中では野村萬斎さん演じる主人公と激突するシーンもあり、その迫真の演技は必見です。

池井戸潤作品初参加ながらも、これほどまでの“爪痕”を残したことは、俳優・藤森慎吾の“武勇伝”のひとつと言えるでしょう。

藤森慎吾  ~『赦し』より  (C)2022 December Production Committee. All rights reserved

藤森慎吾  ~『赦し』より  (C)2022 December Production Committee. All rights reserved

『赦し』 重厚な人間ドラマで新境地を開拓

17歳の時に同級生を殺害し、服役中の女性。そして、彼女に娘を殺された元夫婦。再審の法廷で顔を合わせた加害者と被害者が内包する苦しみを生々しく描き出した『赦し』。日本在住のインド人監督アンシュル・チョウハンが少年犯罪を斬り口に、魂の救済、赦しという深遠なテーマに真っ向から挑んだ問題作です。

本作では、被害者の母親の再婚相手、岡崎直樹を演じた藤森さん。撮影中は役と真摯に向き合い、監督が描き出す世界観に溶け込むことを心がけたとのこと。その言葉どおり、これまでの作品では見せたことがない表情を見せ、俳優としての新境地を開拓しました。

罪と罰を問う重厚な人間ドラマを通して、俳優・藤森慎吾の新たな魅力を堪能できる一作です。

年を重ねるごとに自身のフィールドを広げ、同時に自らを高めながら、さらなる魅力を発信している藤森慎吾さん。お笑いタレントとしてはもちろん、俳優としての活躍もますます楽しみなところです。

改めまして、ご結婚おめでとうございます。末長くお幸せに!

<作品情報>

『闇金ウシジマくんPart3』  (C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん3」製作委員会 (C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」製作委員会

『闇金ウシジマくんPart3』  (C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん3」製作委員会 (C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」製作委員会

闇金ウシジマくんPart3
DVDリリース デジタル配信中
発売元:小学館/SDP 販売元:SDP

出演:
山田孝之 綾野剛 本郷奏多 白石麻衣 筧美和子 最上もが マキタスポーツ 山田裕貴 大杉漣 藤森慎吾(オリエンタルラジオ) 浜野謙太 高橋メアリージュン 崎本大海 やべきょうすけ
監督:山口雅俊
脚本:福間正浩 山口雅俊
原作:真鍋昌平
(C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん3」製作委員会 (C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」製作委員会

 

——

 

七つの会議(2019年公開)
DVD&Blu-rayリリース デジタル配信中

出演:野村萬斎 香川照之 及川光博 片岡愛之助 音尾琢真 藤森慎吾 朝倉あき 岡田浩暉 木下ほうか 吉田羊 土屋太鳳 小泉孝太郎 溝端淳平 春風亭昇太 立川談春 勝村政信 世良公則 鹿賀丈史 橋爪功 北大路欣也
原作:池井戸潤『七つの会議』(集英社文庫刊)
監督:福澤克雄
音楽:服部隆之
脚本:丑尾健太郎 李正美
主題歌:ボブ・ディラン「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
(C)2019映画「七つの会議」製作委員会

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『赦し』  (C)2022 December Production Committee. All rights reserved

『赦し』  (C)2022 December Production Committee. All rights reserved

赦し(2023年公開)
DVDレンタル&デジタル配信中
DVD発売中¥4,180 販売元:TCエンタテインメント

出演:尚玄 MEGUMI 松浦りょう 生津徹 成海花音 藤森慎吾 真矢ミキ
監督・編集:アンシュル・チョウハン
プロデューサー:山下貴裕 茂木美那 アンシュル・チョウハン
エグゼクティブ・プロデューサー:サイモン・クロウ、ランカスター文江
アソシエイト・プロデューサー:前田けゑ 澤繁実 岡田真一 木川良弘
脚本:ランド・コルター
撮影:ピーター・モエン・ジェンセン
音楽:香田悠真
助成:文化庁 製作プロダクション:KOWATANDA FILMS、YAMAN FILMS
(C)2022 December Production Committee. All rights reserved

 

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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