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絵が苦手でも美大生になれる!? 多摩美術大学の学生にランパンプスがインタビュー!

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年5月24日 15時0分

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受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』

全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。

全国の受験生をお笑い芸人ランパンプスが応援隊長となって応援する『おうえんしナイト』。
今回はクリエイティブの専門知識を学ぶ多摩美術大学の学生へのランパンプスのインタビューの様子をお届けいたします!

――本日は多摩美術大学、美術学部 情報デザイン学科 情報デザインコース、三年生、牧村晃志(まきむらこうし)さんと、美術学部 情報デザイン学科 情報デザインコース、二年生、髙崎李胡(たかさきりこ)さんに来ていただきました。

小林:早速ですが、多摩美術大学を志望した理由を教えていただけますか?

牧村:僕は、もともと総合大学の情報系領域を目指していて、志望大を探してる時に多摩美を見つけたんです。親がクリエイティブ系の仕事をしていたこともあり、デザインに興味があったので受けてみようかなと思って多摩美に入りました。

寺内:情報系って具体的にどういうことをするの?

牧村:僕がやりたかったのは、SEなどのエンジニアですね。あと、落合陽一さんが好きで、その研究にも興味があったので、情報領域を学べる大学を探していたんです。

髙崎:私は、親戚がデザイン関係の仕事をしていることもあって、中学生ぐらいから漠然と美大に進みたいなと考えていたんです。また、海外のデザインにも興味があったので、交換留学の制度が充実している多摩美ならそれも学べると思って志望しました。

寺内:交換留学があるんだ。もう行った?

髙崎:交換留学は三年生からなので、来年の春に行きます。

小林:多摩美は、どんな方式で受験したんですか?

牧村:僕は一般選抜の「共通テストII方式」を利用しました。

寺内:実技がないやつだ。

牧村:完全に学科試験だけで入りました。

寺内:ちなみに絵は上手だったの?

牧村:いや、苦手です。

小林:おい! 美大に絵が苦手なやつがいるぞ(笑)。

寺内:絵が苦手でもいいんだ! ちょっと肩身狭いとかない?

牧村:アイデアや構想をかたちにしたり、情報を表現したりするのは絵だけではないですし、いろんなテクノロジーやツールが活用できるので大丈夫なんです。

寺内:美大生で絵が苦手なのは、逆にかっこいい(笑)。絵が得意じゃない人たちは美大を選択肢から削ってる可能性あるよね。でも、絵が苦手でもつくることが好きなら、チャレンジできる方法があるって知ったら嬉しいんじゃないかな?

髙崎:私は一般選抜の、実技試験と学科試験で受験する「一般方式」と、実技試験と共通テストで受験する「共通テストI方式」の2つを併用しました。

寺内:情報デザイン学科の実技はどんなものなの?

髙崎:手の鉛筆デッサンと「視覚表現」という試験科目でアクリル絵の具を使って描くものでした。

小林:美術の勉強はされていたんですか?

髙崎:美術部ではなかったんですけど、美術系の高校だったので、夏期講習の間だけ予備校に通っていました。

小林:出身はどちらなんですか?

髙崎:福岡県です。

寺内:手のデッサンのために、1回上京したってこと?

髙崎:高校二年生と三年生の夏と、入試直前に上京して、東京で予備校に参加しました。

寺内:予備校は東京なんだ! 福岡にもありそうなもんだけどね。

髙崎:あるんですけど、情報量と人数が全然違うんですよ。

小林:受験勉強で辛かったことと息抜きの方法を教えてもらえますか?

牧村:辛かったことは、やっぱり、ひたすらずっと勉強をしなきゃいけないことでしたね。ただ、物理がすごく好きで、予備校の物理の先生が面白い人だったので、その授業を受けるのは楽しかったです。

小林:勉強を勉強で息抜きだと(笑)?!

寺内:辛かったこと、勉強。息抜き、物理(笑)。

小林:他に息抜けるとこあんだろう!

牧村:(笑)。僕は千葉県の船橋出身なんですけど、海が近くにあったんで、ボーっとしに行ったりしてましたよ。

髙崎:私は、実技に関しては成長が目で見える形では分かりづらいので、伸びが感じられないことが、しんどかったですね。

寺内:確かに数学とかだったら点数で分かるもんね。

髙崎:予備校で、講師から作品の評価や批評を受ける講評会があるんですけど、評価が、作品が展示される棚の上中下段に分かれているんです。そのランクがずっと上がらなかった時が辛かったです。講評会ではいろいろ指摘されるので、良いところは伸ばして、悪いところは削っての繰り返しでした。

寺内:全く分かんないんだけど、どういう講評をされるの?

髙崎:例えば色彩構成だったら、色の指摘というよりも、画面の構成や、構図によって作品の見え方が変わってくるので、最初のエスキースの段階の時間を伸ばしたりと、そういう制作のプロセスについて講評されてました。

寺内:……まあ、エスキースだよな?

小林:わかる。エスキースは美味しいよね。俺、夏になったらエスキースばっかり食べてる。

寺内:明治のね(笑)。

小林:外パリで中が甘いやつ(笑)。

寺内:秋になると、モンブラン味が出るんだよね……ごめん、ちょっと待って。エスキースって何?

髙崎:下書きみたいな(笑)。

小林:じゃあ、そうやって言わないと(笑)。おじさん達アイス想像しちゃってるから!

寺内:パルム的なの手に持っちゃってるから(笑)。

小林:要するに「プレバト!!」でしょ? 「才能あり!」とか言われるんだよ。

髙崎:分かりやすく言ったらそうですね(笑)。

小林:受験生だった時に「もっとこうしてればよかったな」っていうことはありますか?

牧村:僕は多摩美を見つけたのが遅くて、本当に出願ギリギリだったんです。なので、もっと早めにいろいろと調べた方がよかったとは思ってますね。

寺内:情報をいっぱい仕入れといた方がいいと。

髙崎:私は多摩美に決めていたんですけど、授業の内容の詳しいところまでは調べていなかったので、入学前から調べていたら授業選びの参考になったのかなって思う時があります。

寺内:受験の時の自分に、そのアドバイスしたらやると思う?

牧村:いや、やんないんじゃないかな(笑)。

寺内:(笑)。でもアドバイスってそういうもんなんだよな。

小林:じゃあこの質問は今後なしで(笑)。

寺内:いやいや、これ読んでる人は「そういうことか!」ってなるかもしれないでしょ!

小林:大学に入る前と、入った後の印象の変化を教えていただけますか?

牧村:僕は美術大学というものを全然知らなくて、大学に入ったら大きな教室で座学で勉強するんだろうなと思ってたら、少人数での実技の授業が多くて、それがめちゃめちゃ楽しかったです。

小林:良い方に変わったんだね。

寺内:絵が苦手なことに対するデメリットは、大学入ってからもあまり感じてないんだ?

牧村:たまに「もっと絵が描けたらいろいろできるかも」とは思いますけど、苦手でも苦手なりにやれることがいっぱいあるんで問題ありません。

寺内:そういう意見聞くと安心するわ。

小林:お前さ、なんで、さっきから入りたがってんの(笑)?

寺内:いや、憧れない? 美術大学って、すげえ楽しそうじゃん。

小林:お前には無理だよ。クリエイティブより破壊の方だから(笑)。

髙崎:私は印象がそこまで変わってはいないんですけど、受験期間がしんどかったので、ギャップで大学ライフをすごく楽しく感じてます。

小林:大学生活で一番楽しいことってなんですか? 受験生がこの記事を読んで「大学の、これ超楽しいぜ! 魂燃やせよ!」っていうことを教えてほしい(笑)。

牧村:飲みに行くと、みんな美術をやりたくて入ってきてるんで、制作の話ができたり、アドバイスをしてもらって、アドバイスをし返したりと、それが超楽しいです。

寺内:あちーねー!

小林:いや……コレだろ?

寺内:おい! 記事にそんなジェスチャー載せんなよ(笑)。

牧村:まあ、それもありますね(笑)。

寺内:おぉー! 彼女?

小林:どこで出会ったんですか?

牧村:多摩美っす。

寺内:えー素敵! 彼女とは制作の話もするの?

小林:喧嘩しちゃダメだよ?

牧村:でもやっぱり白熱しちゃいますね。

小林:良くない! 男が折れるんだよ!

寺内:クリエイティブに関しては、ぶつかってもいいんだよ(笑)。

髙崎:例えば、私は広告の紙面デザインなどに興味があるんですけど、一方でゲームが好きでプログラミングが得意な人もいるんです。自分とは異なる領域のことを勉強している人が同じ学科内にいるのも美大の特色です。そういう人たちと一緒に制作をしてるときが一番面白いですね。

小林:本当にそれが一番楽しいの? 彼氏でしょ?

寺内:やめろ(笑)! バイトが楽しいとか、休みの日にやっていることとか、大学以外の学生生活の楽しいことってありますか?

髙崎:中学生からずっとK-popダンスをやっていて、今もバイトでダンス講師をしているので、それが息抜きになってます。

寺内:え? バイトでダンス講師?

小林:でも、ダンサーになりたいわけじゃないんだよね?

髙崎:そうですね。

寺内:まったく意味が分からない!

小林:ダンス講師の募集みたいのがあったの?

髙崎:高校二年生から講師をしていて、上京したときにお声掛けいただいたので、それで始めました。

寺内:ちょっと待って! 高二で講師やってるのすごくない?

小林:新しすぎるって(笑)。

寺内:今、バイトってそういうことなの? 賄いが食えるからとかじゃないの?

小林:こっちはさ、上京したらコンビニ夜間に履歴書送るわけよ!

寺内:そうよ! シフト自由、未経験歓迎で(笑)。ちなみに牧村君はバイトやってる?

牧村:居酒屋でやってます。

寺内:あ、嬉しい! 賄いが食べられるでしょう?

牧村:食べられます(笑)。

寺内:ああ、嬉しい。なんかありがとうね(笑)。

牧村:周りには、美術系の予備校の講師をやってる人もいますよ。

寺内:そのパターンもあるのか!

小林:で、牧村君は?

牧村:僕は普通に居酒屋です。

ランパンプス:ありがとうございます(笑)。

小林:将来の夢、これからの展望をお聞かせいただけますか?

牧村:僕はアプリとかウェブデザインに興味があるので、そういった人の役に立つものを作って、世の中を便利にしたいと思っています。

髙崎:私は広告や紙面のUIのデザインに興味があるので、広告代理店とかそういうところに就職したいと思っています。あと、将来的に海外のプロジェクトに参加してデザインできればいいなって考えています。

小林:やっぱり丸の内とかで働くのかな?

寺内:いやいや、釜山支社で、踊りながら、ダンシングデザインするかもしれないよ。髙崎さんは、UI以外にも、DD(ダンシングデザイン)の方には興味はありますか?

髙崎:あります(笑)。

小林:「あります」っておっしゃってましたけど本当(笑)?

寺内:小林さんが知らないだけで、今のクリエイティブは幅広いんだよ!

小林:何も知らなかったです(笑)。ということで、最後に、今、頑張っている受験生にメッセージをお願いします。

牧村:やりきることが大事だと思います。落ちても、受かっても、その後が大事だと思うので、未来に向けて頑張ってほしいです。

髙崎:私は、高校生から受験受験って感じだったので、受験を頑張りつつ、高校生活もしっかり楽しんで、両立していただければと思います。

寺内:すごく良いメッセージでした!

小林:ありがとうございました。

 

 

――多摩美術大学でクリエイティブを学ぶ学生さんのお話を聞きましたが、いかがでしたか?

小林:美大に絵が苦手な人がいるのが不思議でしたね。僕らがイメージする美術以外の創作の幅が広いってことを知ることができました。

寺内:言われてみれば芸術家だけじゃなくてデザイナーの方も美大なんだよね。あと、美術予備校の実態も初めて聞いたよね。いや、点数が出ない勉強は大変だよ。だって、どこが悪くて、どこが良いのか分かりづらいもん。

小林:「プレバト!!」でも点数出るのにね(笑)。

寺内:でもさ、2人ともすごく充実してる感じが出ていたよね?

小林:そりゃそうだよ。だって同じ大学に付き合ってる子がいて、クリエイティブな意見交換をしてんだから。

寺内:牧村君の、バンドTシャツに金髪、ピアス、そしてサンダル姿が嬉しかった。なんか「大学生」って感じだもん!

小林:いや、本当にあの頃に戻りたいね……あれ? 俺どこに戻ればいいの?

寺内:大学行ってないから、タイムスリップしたら亜空間に行っちゃう(笑)。

小林:危ない危ない! ともかくクリエイティブな青春も素敵だって思いました。

寺内:本当に2人が楽しそうで、美大の魅力を感じましたね。ぜひ皆さん! 美術系大学に興味ある方は、多摩美術大学がおすすめです!

 

さて、次回は『おうえんしナイト』は特別編としてランパンプスが受験勉強に効果的なヨガを習得するため一般社団法人がっこうヨガ推進委員会に行ってまいります。ご期待ください!

※提供:多摩美術大学

<多摩美術大学>
住所:〒192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723

 

『おうえんしナイト』では頑張る受験生を応援すべく、リスナーの皆様からのご意見や情報を募集しております。ランパンプスの二人に取材してほしい“あなたの街のおすすめスポット”や“合格祈願にまつわるスポット”など受験生に役立つ情報を特設サイトまでお寄せください。

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