乃木坂46 久保史緒里「私にとって、いなければいけない存在でした」 山下美月のグループ卒業への思いを語る
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年5月22日 11時45分
5月15日(水)深夜、乃木坂46で3期生の久保史緒里がパーソナリティを務めるラジオ番組「乃木坂46のオールナイトニッポン」(ニッポン放送・毎週水曜25時~27時)が生放送。久保が、5月11・12日に東京ドームで行われた「乃木坂46 山下美月 卒業コンサート」にて乃木坂46を卒業した山下美月への思いを語った。
5月8日(水)に放送された『乃木坂46 山下美月のオールナイトニッポン』(ニッポン放送・25時~27時)を聴いたという久保。スタッフに事前アンケートをとって、それをもとに乃木坂46としての山下の7年間半をクイズで振り返る企画をやっていたが、そのなかで事務所代表・yk氏から「2人が初選抜入りしたとき、先輩との楽屋で馴染みやすいよう配慮ができず、ずっと立たせてしまった」などいろいろな2人のエピソードが出たことについて「気にかけていてくれてうれしい」と語った。そして、山下が普段こうした機会にあまり自分のことを語らない中、久保とのエピソードを明かしたことのうれしさを口にすると、山下の話を聴いて思い出したこととして、久保が山下について語り始めた。
「初選抜になったときに私、ykさんに呼ばれて。『今後頑張っていこうね』っていう話のほかに、『実は山下を心配している』っていう話をされて。
山下ってすごく真面目だし、自分からワイワイできないタイプだったから、それがykさんとしては、『先輩の輪の中に入っていくのが大丈夫かな』っていう心配をしてたらしくて。
私、その当時って、わりと仲良くさせてもらっている先輩がいたこともあって、そこを久保に担ってほしいっていうのを……これは多分山下も知らない話なんだけど、『先輩との距離感とか距離の詰め方とか、そういうのを久保が担ってほしい』『教えてあげてほしい』っていうのを実は初選抜当時に頼まれてて。でも私も緊張するし、何ができるわけじゃなかったけど、2人でいるとそこで完結しちゃうから、2人だけでいないようにしたりとか。
2人の始まりって、『お見立て会』っていう初めてのステージで、“シンメ”と呼ばれる対になるポジションに立たされたことだったんだけど、そこから『3人のプリンシパル』っていう舞台があって。それは選ばれないと舞台に立てないっていうものだったんですけど、それも終わってみたら、最多出演数というのが2人並んで一緒で。もちろん最初は大人の方が決めた立ち位置みたいなものだったかもしれないけど、『3人のプリンシパル』を経てすごい意識するようになって、2人で取材したり……。
そういうことがどんどん増えてたんで。最初の頃は、与田(祐希)、大園(桃子)、久保、山下での仕事がやっぱり多かったんだけど、例えば4人で雑誌の撮影して、与田と大園の2人はその後も仕事があるけど、私と山下は暇……みたいなことが結構あったんですよ。
で、2人で『やることなくなっちゃったね』って言って、ファンの方に向けて配信をしようって言って、自分たちで配信をしたりとか。2人が初選抜でセンターになってるのを、たまたま同じタイミングでテレビで観て、『何か泣ける』って言って一緒に泣いたりとか、そういうことをしてたから、一緒に泣いた数の方が多分多い。
山下に関しては、そういうのをすごくともにしてくれたメンバーだったので、何か特別な気持ちはもちろんあるわけです。それは、最初は大人の方に決めてもらったものだったかもしれないけど、今考えてみると、2人で何か作ってきた関係でもあるんじゃないかなと私は思ってるので。そうだったらいいなと思っているんですけど。
今回の卒業ライブで、自分の気持ちを曲に乗せて伝えさせてもらうところがあったんですけど、私、一切考えずに言ったんですよ。緊張するから、いつもはめっちゃ考えて行くのに、一切考えずに行った。で、出た言葉がもう『大好きでした』ってことになったんだけど(笑)
言えないのもつらかったですよ。めっちゃ好きなのに。ありがたいことに2人での仕事が増えて行けば行くほど意識しちゃって、やっぱり言えなかったなって。意地で言えなかったっていうのはあるけど、最後に言えて良かったなって本当に思ってるし、なんかお互いそうだった気は勝手にしてるんですよ。そうだったら嬉しいなと思ってます。
(山下の)卒業間近にして、『山下にとって、私のいない“乃木坂人生”だったら、どんなだったんだろう?』っていうのを、ここ最近すごく考えるようになった。もしかしたら、私っていう対にされる存在がいなかったら、もっと楽だったんじゃないかなとか。自分の逆も然りとか、いろいろ考えた。『もし山下のいない“乃木坂人生”だったら』とかも考えたんだけど。
私目線で言わせてもらうと、山下がいない“乃木坂人生”は、多分本当につまらなかったと思いますから。彼女がいてくれて、今すごい楽しく乃木坂やれてるなと思うので。『山下が久保にとって山下はどんな存在でしたか?』って言われたら、いなければいけない存在でした。なので、最後、卒業を見送れてよかったなと思っています。卒業おめでとう! 大好きです」
そして、山下についての話をするのは「今回きりかな」と思いを吐露した久保は、最後に乃木坂46の3期生の楽曲『未来の答え』をオンエアした。
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