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パイロットになるには試練の連続!? 航空業界への間口が広い桜美林大学にてランパンプスが徹底取材!

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年6月14日 15時0分

パイロットになるには試練の連続!? 航空業界への間口が広い桜美林大学にてランパンプスが徹底取材!

受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』

全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。

受験生を応援するため全国各地を飛び回る『おうえんしナイト』。

今回、お伺いする大学は東京都町田市にある「桜美林大学」になります。パイロットを養成するフライト・オペレーションコースを持つ桜美林大学の受験方法や教育方針などをランパンプスがインタビューしてまいります!

――それでは、早速、大学内に入って広報課の須田章太郎さんにお話しを聞きに行きましょう。

須田:本日はよろしくお願いします。

小林:よろしくお願いします。実は僕ら、桜美林大学の町田キャンパスに2回、大学祭で行かせていただいてるんですよ。

須田:ほんとですか? ご縁があってよかったです。またいつでも来ていただければ。

寺内:それは呼んでいただかないと難しいところがありまして……是非お願いします(笑)。

小林:それでは改めまして創立の歴史から教えていただけますか?

須田:本学の創立者である清水安三が、1921年に中国の北京で「貧しい子供たちが将来、自立ができるように」と、読み書きを教えるための学校を作ったことから始まりました。

寺内:日本人が中国で?

須田:清水安三はキリスト教の宣教師でして、中国に派遣された時に学校を作ったんです。その後、第二次世界大戦後に日本に戻ってきた際に、現在の町田キャンパスがある場所に学校を作り、大学ができたのは、それから20年後で1966年に桜美林大学は開学しています。

小林:気になるのがやっぱり桜美林って名前なんですけど、どういった由来なんですか?

須田:清水安三はアメリカのオハイオ州にあるオベリンカレッジに留学をしていたんですけれども、その名前の由来がフランスの牧師で教育者の「ジャン・フレデリック・オベリン」という方の名前からとっており、その教育思想に出会ったっていうのがまず1つ。2つ目が桜美林大学を町田に作ったんですけれど、当時は桜が美しい場所だったんです。ですので「オベリン」と「桜の美しい林」をヒントに桜美林という名になったんです。

小林:ダジャレだ(笑)!

須田:オべリンの教育理念と思想に自らのやりたいことを重ね合わせた上でのネーミングですね。

小林:桜美林大学ではどういう分野に力を入れているんですか?

須田:偏った分野というのはないんですけれども7つの学群がございまして、その中に約50個ぐらいの学びの分野を用意しております。

寺内:50個!

須田:リベラルアーツ学群は、他大学でいう「文系コース・理系コース」のようにオーソドックスな学びをする学群になります。その他は将来の仕事に直結した学びができる学群になっており、例えば航空・マネジメント学群では、航空管制官やパイロットになるための専門知識を学びます。健康福祉学群も将来と直結をしていまして、社会福祉士になるための勉強をするコースや、保育士、幼稚園教諭になりたい方のコースがございます。

小林:航空・マネジメント学群はいつできたんですか?

須田:学群自体は2020年にできたんですけど、フライト・オペレーションコースだけは2008年の4月から開設されています。その後、航空業界のニーズをもとに、パイロットだけでなく業界の人材不足を解決する必要があり、人材育成をすることで、社会に、そして、航空業界にも貢献するために航空・マネジメント学群を開設しました。

寺内:総合大学でありながら、就職に特化した専門大のような特色もあるんですね。

須田:簡単に言えば「手に職をつける学び」とも言えますね。芸術系も演劇、ダンス、音楽、デザインの分野までございます。

小林:フライト・オペレーションコースではどういった学びをするんですか?

須田:前提として、将来、エアラインのパイロットになることを大きな目標としています。二年次の秋学期からアメリカでの飛行訓練が始まりますが、渡航前の二年次春学期までにいくつかの要件を満たさないと渡航はできません。また、訓練委託先が求める英語力が必要となります。

寺内:TOEICで何点以上みたいな?

須田:そうですね。それをクリアするまでが、日本にいる最初の1年半のプロセスになります。渡米後については約1年間をかけて、アメリカ連邦航空局のライセンスを取得します。

寺内:1年間で!

須田:日本に帰ってきてからは、アメリカで取得したライセンスを日本のライセンスに切り替えるための訓練に行っていただきます。

寺内:もし1年間で取れなかったら、向こうで留年とかもあるんですか?

須田:留年は基本的にないですね。どこかのタイミングで不合格となったら、そのコースをやめなきゃいけないんです。

寺内:えー!!

小林:思った何倍も厳しかった! じゃあ、日本のライセンスに切り替えるための試験にアメリカのライセンスを持ってない学生はいないんですね。

須田:基本的には、アメリカのライセンスを持っている学生たちが、日本国内での切り替え訓練を行います。

小林:もうずっと戦いだ!

須田:彼らは、4年間でクリアしないといけないチェックポイントが多いんですよ。英語のスコア、国家資格など、アメリカで訓練を続けていくにあたって、審査をパスしていく必要があり、帰ってきてからも、日本国内でライセンス切り替えの訓練があって、その後は就職活動ですからね。

小林:受験の種類や内容を教えていただけますか?

須田:受験については、大きく分けると総合型選抜・学校推薦型選抜と呼ばれるものと、学力試験による評価での一般選抜・大学入学共通テストを利用した試験に分かれます。最近では人物評価型の「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」に力を入れ、受験生に寄り添った形での多様な入試方法をたくさん用意しています。

小林:入試ガイドの1ページ目で出る文字の数じゃないですよね?

須田:受験生側に多様なニーズが出てきておりますので、それに応える形で、メニューを多く用意した結果、受験方法が複雑になっているかもしれないですね。

寺内:選択肢で進んでいく心理テストみたいになってる(笑)!

小林:学部が多いので答えづらいかもしれませんが、卒業生はどういう進路になるんですか?

須田:4年間で自分がやりたいことを見定め、多種多様な業界に就職させていただいていますが、大学での学びと直結した就職先を選ぶ学生が多いですね。また、教職課程もあるので、先生になる方もいらっしゃいます。

小林:どんな学生に来ていただきたいですか?

須田:桜美林大学の教育の特徴として、1つの専門領域に留まることなく、隣接した学問分野を学ぶことができるので、幅広い視野で、興味関心を持てる学生に来ていただきたいですね。

寺内:隣接の学問とはどういうことですか?

須田:例えばメインで学ぶのは心理学だけれども、サブとして、経済学を学んだり、日本に住む外国籍の方の心理カウンセラーになりたいというのであれば、主に心理学を勉強しながらも多文化共生という学びの分野を一緒に掛け合わせて学ぶなど、自分の学びをカスタムし、主体的に学び、経験を積んでいけるようにしていくことですね。

寺内:メジャーマイナーってことですね。広いけど詳しくできる、みたいな。

須田:広く学びの分野を用意しつつ、その専門性は高めていけます。

寺内:明確に夢があったり、やりたいことがあったりする人は自分なりの授業を組めるし、入学時にやりたいことがふんわりとしか決まっていない場合でも入学後に深堀りすることができるんですね!

須田:「自分なりの学びを自分で作る」ってことですね。興味関心が多岐に渡る方にもおすすめです。

小林:学生さんたちにはどのように育って欲しいですか?

須田:すごいスピードで世の中が変化してる中で、そんな「変化する時代」を楽しみながら、自分の生き方を見つけられる力を桜美林大学で過ごす4年間で見つけてほしいですね。

寺内:対応力や、問題解決能力を「楽しみながら」ということだ。

小林:最後に頑張っている受験生に向けてメッセージをいただけますか?

須田:たくさんの大学の中から、進学先を選ぶのは大変だと思います。実際、高校生たちと話すと「やりたいことが決まっていない」「将来が想像できない」という方が多いです。とはいえ、どこに行くかを決めなきゃいけない、そういった中で朧気ながら自分のやりたいことが何なのかを少しずつ考えて、やりたいことが実現できる環境がどこにあるのか? という形で大学を探せば、少しずつ幅が狭まってきて、自分のオンリーワンになる大学が見つかると思うので、是非、頑張ってもらいたいですね。

小林:まだまだ「自分の学力で入れる大学を探す」みたいなニュアンスになっちゃってますもんね。

須田:昔は大学を偏差値重視で選ばれてたと思います。でも、最近は学びたいことや、やりたいこと、という観点から、大学を選ぶ方が多くなってきている印象を受けます。桜美林大学は、やりたいことがやれる環境が整っているので、そこを魅力的と感じてくれたら幸いです。

寺内:主に、航空・マネジメント学群のお話を聞かせていただきましたけど、そこを聞いただけで他もきっと手厚いだろうということがわかりますね。

須田:あと、大学のPRになってしまうかもしれませんが……。

小林:広報の方が何言ってるんですか(笑)!

須田:(笑)。桜美林大学にはアドバイザー制度というものがございまして、入学から卒業までの間、所属する学群の教員が学修指導の担任のようなサポートを行います。例えば「どういう履修を組んだらいいのか」とか「この授業が難しくて悩んでるんです」みたいなことも相談できるんです。さらに、三年生になると、就職関連でも学生一人一人に対して進路支援を行うキャリアアドバイザーが配置されます。

小林:キャリアアドバイザー!

須田:キャリアアドバイザーが学生一人一人と話をしながら、ミスマッチが起こらないように、興味関心がある分野がなんなのかなどを話しながら「こういう会社がいいんじゃないか」みたいな形で就職活動のサポートをしています。大学としては「学び」と「就職進路」の部分で寄り添って、しっかりとフォローしながら学生たちを育成しています。

寺内:素晴らしいPRでしたね(笑)。

須田:申し訳ないです(笑)。

寺内:いやいや! 今のは言ったほうがいいですよ!

小林:本日はありがとうございました。

須田:こちらこそ。ありがとうございました。よろしければ、フライト・オペレーションコースの実際の学び舎の見学しますか?

寺内:見せていただけるんですか?

小林:是非是非!

須田:こちらが「ボーイング737」というジェット旅客機です。画面とか機材の配置は全部実機と一緒です。

小林:すごっ! ここ大学?

寺内:博物館じゃん!

小林:こっちが機長席ですよね?

須田:詳しいですね。そうです。

小林:これの新しいのが今飛んでるってことですか?

須田:はい。ただ、この機もまだ現役機ですよ。

小林:スマホ充電とかできないんすか(笑)?

須田:それは無理ですね(笑)。

寺内:ここに白いファー敷きたい。

小林:ウーファーもつけたいね(笑)。

須田:(笑)。ちなみに学生たちは寮で共同生活しているんですけど1人1部屋じゃなく3人1部屋なんです。コックピットの中で、日々、初めてお会いする機長や副操縦士の方と長時間共に過ごすこともあるので、共同生活を通じてコミュニケーション能力や協調性を培えるような環境にしているんです。

小林:この辺にミサイルのボタンないんですか?

須田:旅客機なんでないですね(笑)。もう一台ありますので、こちらもどうぞ。こちらは実際にライセンス切り替え訓練で使用している飛行機のシミュレーターです。

小林:狭っ!

須田:こちらは小型機ですね。

寺内:これはテンション上がるわ!

ランパンプス:デデデデーン、デデーンデデーン♪※映画『トップガン』のテーマ。

須田:こちらは他の大学にはないかもしれないですね。

寺内:いや、ないですよ! いちいちカッコよかった!

小林:貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

――それでは学食に向かいましょう。

小林:ご飯と味噌汁を自分で盛って、おかずを小皿にくれる新しいタイプの学食だ!

寺内:トッピングみたいな感じだね。

小林:僕が頼んだのは多摩キャンパス限定「TAMA丼」です。かき揚げと温玉ですね。これを自分で「丼」にするスタイル!

小林:よいしょ! よし! これで完成!

寺内:上手!

小林:いただきます!

小林:これは美味い! マジ蕎麦屋!

寺内:値段見た?

小林:見たよ……350円! 駄菓子か(笑)!

寺内:タレはかかってるの?

小林:甘すぎなくて絶妙な味。あー、ちっちゃい蕎麦欲しい!

寺内:小そばセット!

小林:セットで500円だったら最高! マジで職場の近くに欲しいやつですね。美味い! エビもめっちゃ入ってるし。

寺内:学食でエビ入ってるなんてすごいね! 嬉しい?

小林:嬉しい(笑)!

寺内:さて、私はハンバーグカレーです!

小林:審議です! 素カレーのみのルールのはずです!

寺内:いやいや、なんと桜美林大学、多摩キャンパスさんには素カレーがなかったんです。400円でハンバーグがついてきてしまったんです。

小林:本当はダメだけどなー。

寺内:ご飯は自分の体調に合わせて調節できるスタイルが良い! じゃあ真ん中にかけで……美味そう!

寺内:それでは、いただきます! ムフフ! ん?

小林:え? 普段の学食カレーとちょっと違うの?

寺内:美味いぞ?

小林:学食カレーじゃない?

寺内:いや、範疇ではある! ただ、範疇ではあるが美味い! コクがあるぞ! 野菜がゴロッと入った優しいカレーというよりは、ちゃんと奥のスパイスを感じるビーフカレーです。あ、ハンバーグもグー……ハンバーグゥ~!

小林:エド・はるみさん!?

寺内:しかも、サラダと味噌汁がついてますからね。ちなみにサラダはドレッシング選び放題かけ放題!

小林:完食しました! お腹いっぱい!

寺内:御馳走様でした!

 

――さて、パイロットを育成する学群を有する桜美林大学でしたがいかがでしたか?

小林:航空・マネジメント学群だけじゃく、いろんな特殊な仕事に向けて、細かく分かれて学べる大学でした。しかも、どの学群も学生のフォローが手厚いのが伝わりましたね。

寺内:桜美林大学に航空・マネジメント学群があってパイロット養成ができるなんてイメージなかったよね?

小林:確かに! 大学祭で行かせてもらったことあったけど、女子が多くて「わきゃきゃわきゃきゃ」してるイメージだったもん。

寺内:あと学食のセルフサービスはたくさん食べれてよかった! ハンバーグカレーも、コクがあって美味しくて、何よりハンバーグのお味が……グゥ~、ハンバーグゥ~!

小林:……さて、皆さんも、是非、桜美林大学を一度調べてみてはいかがでしょうか!

寺内:絶対、印象変わると思います!

 

 

次回の『おうえんしナイト』は桜美林大学の後編としてランパンプスが現役の在学生にインタビューする様子をお届けします。

<桜美林大学>
住所:〒194-0294 東京都町田市常盤町3758

 

『おうえんしナイト』では頑張る受験生を応援すべく、リスナーの皆様からのご意見や情報を募集しております。ランパンプスの二人に取材してほしい“あなたの街のおすすめスポット”や“合格祈願にまつわるスポット”など受験生に役立つ情報を特設サイトまでお寄せください。

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